「書けない」「直せない」「伝わらない」この一冊で結果が出る。新しい文章力の教室
新しい文章力の教室 立ち読みする
¥1,300+税 / 208ページ / 四六判
ISBN:978-4-8443-3872-7
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いまどき、あらゆる職業の人から「書けない」という悩みを耳にします。営業マンから広報、宣伝、プログラマー、はてはミュージシャンまで……。おかしな時代になったものだと思います。
この本では、書ける人にとっては当たり前すぎて誰も説明してくれない基本を言語化し、誰でも順を追って身に付けられるようにしました。
特別なことはひとつもありません。下ごしらえさえおっくうがらずにしておけば、文章を書くことにセンスも魔法も必要ありません。それをこれから、お伝えしていきましょう。(著者まえがきより抜粋)

本書のおもな内容

(1)完読される文章、完食されるラーメン

(1)完読される文章、完食されるラーメン
あるラーメン、評判も知らずフラリと入った店で出てきたラーメンが目の前にあるとして、あなたはどんなとき、食べきれず残してしまいますか?
「多すぎる」「伸びてる」「麺ののどごしが悪い」。これらを文章に言い換えれば、「文章が長すぎる」「タイムリーな話題じゃない」「リズムが悪くてつっかかる」となるでしょう。したがってこれらの逆をいけば、完食されるラーメン、すなわち完読される文章に近づいていくことができそうです。
適切な長さで、旬の話題で、テンポがいい文章。読み手の需要に則した、押し付けがましくない、有用な文章。こんな文章がもしあったら、引き込まれたままおしまいまで読んでしまいそうです。
「完読される文章」。見失いそうになったら、おいしく完食できるラーメンを思い出して、ジャッジメントの補助線としてみてください。

(2)悩まず書くために「プラモデル」を用意する

(2)悩まず書くために「プラモデル」を用意する
丸太とノミを渡されて「これでガンダムを作りなさい」と言われても途方に暮れてしまいます。しかし、パーツ、取説、箱絵の3 つがセットになっていれば、出来はさておき完成にこぎ着けます。
なぜプラモが簡単で間違いがないのか。それはあらかじめユニット化されたパーツが用意されていて、箱絵で完成イメージを確認したのち、取説の指示通りに組み立てるからです。
作文に適用すると、具体的には書き始める前に、「どんなことを伝える文章なのか」を定めておく(箱絵)、「何を言うか」をトピック化して並べておく(パーツ)、「どれから」「どこを重点に」組み立てるかを決めておく(取説)。つまり「箱絵=主眼」「パーツ=要素」「取説=順番・軽重」という具合です。
「書き始める前に主眼と骨子を決めておく」とは、言い換えれば「作文をプラモ化しておく」ということなのでした。

(3)推敲の第一歩は重複チェック

(3)推敲の第一歩は重複チェック
ひと通り書き終えて、読み返しながら言葉づかいを磨いていくとき、どこからチェックしたらいいか。ナタリーのゼミでは、同じ単語やフレーズがダブっていないかを確認する、「重複チェック」から始めるように指導しています。
重複の一例として、ここでは単語レベルのダブりを見てみましょう。「の」の連続は、いまどきワープロソフトでも指摘してくれる典型的な単語レベルの重複です。
ダブりは少ないほうが望ましいですが、2 連続までは許容できるケースも少なくないのが現実。3 連続を超えると、誰が読んでもくどく感じられるものです。絶対のルールではありませんが、おおむね「2 連は黄色信号、3 連はアウト」と覚えてください。

(4)文末のバリエーションに気を配る

(4)文末のバリエーションに気を配る
文節レベルの重複でいちばん気を付けたいのが、文末の重複です。たとえば、文末に「しました」が3 回も続くと、小学生の作文のような印象になっています。
体言止めの連続使用も、ビギナーが陥りやすいトラップのひとつです。体言止めは歯切れのいいリズムをもたらすので多用してしまいがちですが、2 連続するだけでかなりぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。
文末表現は文章の印象を左右する重要な要素です。特に段落や記事全体の終わりは、読後の余韻に強く影響します。文末表現のカードをいかに多く持っているかが、文章力の秘訣と言っても過言ではないでしょう。
そのほか77項目を掲載!
著者コメント
ボールの投げ方を教わったことがある人は少ないと思います。
体育の授業なんかでは、投げられて当然って感じで進みますし。

でも遠くまで楽に安定して投げるのって、結構難しいですよね、あれ、投げ方を習うと見違えて上手くなるもんなんですよ。

文章もそれに似ていると思います。

編集者コメント
文章が書けない、という悩みはいまや誰にとっても身近なものになりました。 日々の仕事でメールや書類を書くにも、SNSでちょっとしたコメントを書くにも「文章力」の壁にぶち当たります。それなのに、誰も文章の書き方をきちんと教わった経験がありません。

著者の唐木元さんは、長年ニュースサイト「ナタリー」で新人記者を育ててこられました。「書ける人にとっては当たり前すぎて誰も説明してくれない基本」から教える唐木さんの社内ゼミによって、ナタリーの記者たちは月間3,000本以上という膨大な記事を生み出し続けられるようになったのです。

そんな唐木ゼミのエッセンスを、誰もが身に付けられるようにまとめ直したのが本書です。77項目を順に読み進めれば、「だからうまく書けなかったのか!」と目からうろこが落ちる思いをたくさんしていただけるはずです。

著者プロフィール

唐木 元(からき げん)
コミックナタリー初代編集長
1974年東京都生まれ。大学在学中よりライターとして働き始める。卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事した。2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI & Company(ジーノ編集部)と3つの出版社に勤務。2008年、株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー(終了)」「ナタリーストア」を立ち上げた。
●ナタリー http://natalie.mu/

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