談志が遺した落語論
- 著者名: 立川 談志 著
- 発売日:2014/04/04
- 判型: 四六判
- ページ数: 208P
- ISBN:9784844376248
- 価格: 1800 円
気管切開で声を失う1時間前まで落語をしゃべり、意識を失う1ヵ月前まで病床で仕事を続けた「落語を最後まで愛し抜いた落語家」立川談志。
絶頂期から亡くなる1年前までのおよそ10年間、日記のように書きとめた言説の断片が存在する。
それらを初公開写真とともにまとめた拾遺集。
<担当編集から一言>
B5サイズに切られたチラシの裏、さまざまな出版社名が印刷された原稿用紙などに落語への思い、未練、小さん師匠への思い、自分の芸に対する振り返りが書かれていました。
談志師匠はまぎれもなく、最後の最後まで「最も落語を愛した落語家」でした。
まとめて執筆されたものではないので、短い文章で書かれた言説の断片が談志師匠のつぶやきのようです。
しかし、それを一冊にまとめ上げてみると、そこにはまぎれもなく、
60年以上にわたって落語を愛し、落語と格闘してきた「立川談志」の姿が浮かび上がってきます。
生前の談志師匠を知らない若い人、アンチ談志だった落語ファンにもぜひ読んでいただきたいと思います。