だからWinMXはやめられない

だからWinMXはやめられない

1,738円(本体 1,580円+税10%)

品種名
書籍
発売日
2003/7/2
ページ数
256P
サイズ
四六判
著者
津田大介 編著
ISBN
9784844318002

善か!?悪か!?語る前に読むべし。

ブロードバンド普及に伴い注目を集めるP2P。現在、P2Pネットワークを使ったソフトで、もっとも知名度の高いソフトのひとつが「WinMX」だ。WinMXの代名詞ともいえる「ファイル交換」は、すでに社会問題化し、多くの人の関心を集めている。さて、このWinMX、実は参加するユーザーにヒエラルキーが存在し、独特のコミュニケーションが行われている。本書は、この独特の文化を、一読して概観できるようまとめた1冊だ。あるユーザーのリアルな実体験をベースに物語は展開し、著作権問題などの負の面だけでなく、インターネットの進化がもたらした新しい価値観や文化を紹介する問題の書。

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著者よりひと言

「WinMX」というソフトをご存じでしょうか。WinMXはいわゆる「ファイル交換ソフト」と呼ばれるアプリケーションで、インターネットを使って最新のJ-POPや、市販アプリケーション、マンガ、DVDソフト、PV、ゲーム、ポルノビデオなど、ありとあらゆる市販の「デジタルコンテンツ」をやり取りする目的で使われています。
 ブロードバンドが急速に普及するなかで、WinMXに代表されるファイル交換ソフトユーザーも増加の一途をたどっています。ですが、やり取りされているコンテンツのほとんどは著作権者の許諾を受けていない違法コピー。このことが社会問題になってきているのもまた事実です。
 この本は、ある若者に取材を行い、彼がWinMXを初めて知るところから「神」と呼ばれるようになるまでのさまざまな出来事や、感情の変化を一人称のドキュメント形式で追ったものです。いわゆるWinMXの「ノウハウ本」ではありません。使い方を解説するのではなく、一般に知られざるWinMXユーザーの「リアルな姿」を描き出すということを第一に考え、編集・執筆作業を行いました。
 ファイル交換ソフトと著作権問題は切っても切れない関係にありますが、その議論を行う前に彼らがどのような行動原理、思想をもってファイル交換ソフトを使っているのか知っておくことは重要でしょう。この本がその一助となれば幸いです。

編集担当者よりひと言

 すでに逮捕者も出るほど過熱しているインターネット上でのファイル交換。WinMXをはじめとするP2Pソフトを使ったやりとりは、音楽や映像のデータがタダで手に入るということで、多くの関心を集めています。たしかに、タダの魅力は大きい。
 でも、それだけのためにファイル交換は盛り上がっているのでしょうか。ユーザーは、もっと違うところに魅力を感じているのではないでしょうか。
 本書は、WinMXリアルユーザーの実体験をもとに、ファイル交換、そしてP2Pネットワークの本当の魅力とは何か、ひとひとつ、ひもといていきます。やればやるほどハマっていく主人公に、ご一読いただいた方はきっと共感を覚えていただけると思います。成功、失敗、次々と起こる事件、ネットワーク上で知り合う不思議な人たちとの交流、そして、彼の達した結論は……。
 一度読み始めたら止まらない、そんな物語に仕上がったと自負しております。P2Pのおもしろさ、そしてその問題について考える機会を本書で、ぜひ。

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