写真がうまくなる デジタル一眼レフ 構図 プロの見本帳

写真がうまくなる デジタル一眼レフ 構図 プロの見本帳

1,870円(本体 1,700円+税10%)

品種名
書籍
発売日
2012/9/27
ページ数
144P
サイズ
B5判
著者
デジタルカメラマガジン編集部 編
ISBN
9784844332879

画面構成の基本から、露出やぼけ、色の組み合わせまでプロのお手本を大公開

シャッターを切ったその気持ちを思いどおりに表現するプロの構図89例を大公開。画面構成のコツから、露出やぼけ、色の組み合わせまで、デジタル一眼ユーザーなら知っておきたい、一歩進んだ写真の構図はコレだ。

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著者からのメッセージ

写真が上手になるために構図を学ぶことが重要であることは広く知られています。デジタルカメラマガジン本誌の特集でも人気のテーマで、いかに多くの人が構図に対し問題意識をもっているのかがわかります。
 構図は、画面内の構成要素をどのように配置し、バランスよく作図するかを問うものです。しかし、実際には画面要素、とくに被写体の物質的な面ばかりを見ていると、じつは行き詰まってしまうことがあります。ともすれば、構図のための写真になってしまい、なんだか物足りない、そんな印象をもってしまうこともよくあることです。
 そこで本書は、プロ写真家の作品を例に"思いどおりの写真を撮る"ための実践的な構図の作り方を解説しています。主要被写体と周囲との関係だけでなく、露出やピントのコントロール、シャッターチャンス、レンズワークといったデジタル一眼レフカメラならではの機能の使い方も解説しますので、一歩進んだ構図のつくり方が学べます。
 手ごたえのある写真が撮れたとき、そこには被写体の配置に工夫するだけではない、さまざまな知恵がはたらいています。そんな写真のおもしろさを少しでもみなさまと共有できたら、と願います。
本書 まえがき より

ページイメージ

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目次

BASIC KNOWLEDGE
構図なんてむずかしくない いまスグ使える構図のキホン
あの写真はこうして撮っていたのか! プロも使う構図のテクニック
ぜったいに覚えておきたい 構図づくりに役立つカメラ機能

CHAPTER 1 立体感や奥行きを感じさせる構図
イントロダクション 立体感と奥行きを感じさせる構図とは?
No.01被写体の背景を整理してシダの存在感を引きだす
No.02小道で遊ぶネコを、横位置でも奥行きを感じる構図で撮る
No.03高いアングルから撮影してヒコーキの立体感を強調する
No.04メインの被写体が引き立つように前ぼけを画面の下に大きく入れる
No.05遠くの被写体を効果的に配し、日常の風景を立体的に切り取る
No.06直線的な道は、画面の中心に交差するポイントを配置する
No.07服装と背景の色を組み合わせ、背景をぼかして人物を浮き立たせる
No.08同色のぼけを前後に使い、ネコの輪郭を際立たせる
No.09モノトーンな霧風景は前景の存在感に注意して構図する
No.10同系色の風景は、ぼけと圧縮効果を組み合わせてねらう
No.11メインとなる木のそばに道の"流れ"を量感をおさえて配置する

CHAPTER 2 広がりを感じさせる構図
イントロダクション 広がりを感じさせる構図とは?
No.12強い光でアクセントをつけ、被写体の広がりを表現する
No.13シンプルな前景を大きくとり、 被写体を小さく効果的に配置する
No.14映画のシーンをイメージした背景で自然な広がりを演出する
No.15広角レンズを高い位置に構え、人物を小さく多く入れ込む
No.16稜線に並んだ立木を小さく配置し、明暗と色彩の対比をねらう
No.17同じ大きさの花を等間隔に添えて、小さな花の臨場感を演出する
No.18車両を小さく、川を大きく取り込み広角レンズで大胆に切り取る
No.19画面を横切るように橋を配置し主役の前方を効果的にあける
No.20大空の下、少し斜めのレールを配し、のびのびとした列車風景を撮る
No.21スケール感のある夕焼けは主役と雲、地平線のバランスを考える
No.22写真いっぱいに枝葉を入れるなら黒い幹の存在感に注意する


CHAPTER 3 迫力を感じさせる構図
イントロダクション ダイナミックな迫力をあたえる構図とは?
No.23目線をはずし、大胆にトリミングして写真の動きと迫力を演出する
No.24川の白濁と澄んだ流れの対比をシャッター速度の効果で切り取る
No.25暗く落とした背景のなかローアングルで車両をとらえる
No.26上から撮る滝の迫力は落下する水と黒い岩の対比で考える
No.27大型機のテイクオフは背景の街並みとその揺らぎまで切り取る
No.28朝の風景は横方向に走る光のコントラストを活かす
No.29群生のヒマワリは魚眼レンズで接写して一輪だけを強調する
No.30朝焼けに染まる海は明暗の対比で色みを強調する
No.31真っ赤に染まる夕焼け空は大地と黒雲のバランスで考える
No.32SLの力強さは縦位置でねらい、白い煙と前ぼけを上手に使う
No.33日の丸構図にマイナス露出補正で仏像の聖なる力強さを表現する
No.34クマの大きさや重さがわかるように明暗のバランスを重視する
No.35広角レンズで手前の岩を大きくし、滝へ視線を導くよう光に注目する
No.36夕景のなかで咲く1輪の花を露出の工夫で力強く写す
No.37大きくとった空の重さや力強さは露出とISO感度の調整で引き出す

CHAPTER 4 やわらかな印象を感じさせる構図
イントロダクション やわらかな印象をあたえる構図とは?
No.38脇役の黄色を手前に大きく配し、プラス補正でやさしさを演出する
No.39月と海鳥が重なる瞬間を対角線構図とやわらかな描写で写す
No.40ぼけとオーバーぎみの露出で、やさしく、やわらかな色彩を作る
No.41子ザルの豊かな表情を日の丸構図でやさしい雰囲気に仕上げる
No.42中望遠レンズの前ぼけ効果を使い、画面全体を花の黄色で埋める
No.43人物と背景の色みを統一し、背景をぼかした三角構図をつくる
No.44小さなしべだけをシャープに写し、全体をぼけで包み込む
No.45絞り値でぼけを調整し、花をより美しく見せる背景を探す
No.46背景との距離をとり、望遠レンズで秋の色彩を一枚にまとめる
No.47マイナス補正でトーンを整え、S字構図で花の可憐さを表現する
No.48子どもと母親の寝姿をぼかし入れ、ふたりだけのやさしい空間を作る


CHAPTER 5 動きを感じさせる構図
イントロダクション 動きや躍動感を印象づける構図とは?
No.49背景をシンプルにし、前ぼけ効果で被写体のしぐさを強調する
No.50水量豊かな滝は手前に岩場を配し、高速シャッター+連写でとらえる
No.51スローシャッターで波をぶらし、安定感のある構図に動感を加える
No.52肉眼では見ることのできない光跡をS字に写し止める
No.53時速250kmで着陸する機体を光芒とともにどっしりと写し止める
No.54遊具の動感と子どもの表情を日の丸構図と魚眼レンズで撮る
No.55提灯の配列を斜めに切り取り、明暗の対比で動感を描く

CHAPTER 6 安定感・存在感を強調させる構図
イントロダクション 安定感を出し、存在感を強調させる構図とは?
No.56ぼかした背景色との対比で中央に配した花の存在感を強調する
No.57並んだネコをバランスよく配置して安定した構図を作る
No.58夕日の太陽を画面の中央に置き、三分割構図で安定感を出す
No.59雪原の立木は、濃い色の枝に注目して安定感のある配置を探る
No.60散った花びらを画面中央に配し、形がくずれた一瞬をねらう
No.61黒い背景に合わせて顔も暗めにして落ち着いた大人っぽさを出す
No.62瞳にのみピントを合焦させ、前後をぼかしてシカの存在感を強調する
No.63ぼけとピントの位置の対比を使い、背景を整理して主役を浮きたたせる
No.64逆三角形構図を使い、広い空で測光してシルエット表現する
No.65広角レンズの前ぼけを使い、小さなウメの存在感を強調する
No.66花の色みを重視した露出設定でシダレザクラの存在感を強調する
No.67紫色の花を前ぼけに使って子イヌの存在感を引き立てる
No.68背景をぼかし、配置に工夫して電車と花、両方の存在感を出す
No.69適度な明るさで背景をぼかし、三分割構図でグラスを浮き立たせる
No.70ぼかした花を対角線上に配置し、主役のトリに華を添える


CHAPTER 7 キラめきを活かした構図
イントロダクション キラめきを活かした構図とは?
No.71新幹線を対角線上に配置し、半逆光のなかに車両を浮かび上がらせる
No.72三角構図で表情を引き立て前ぼけにキラめきを取り込む
No.73露出補正を工夫してツリーのイルミネーションだけを目立たせる
No.74夕やみ迫る高架とテールランプでS字と対角線構図をつくる
No.75夕焼けのなか暗くならない露出で輝きのあるシルエット表現をねらう
No.76雪に反射する村落の家々や、街灯の明かりを三角構図に活かす
No.77星空の輝きと雪景色の白さを三分割構図でバランスよく表現する
No.78ライトで川の流れを浮かび上がらせ、ライトアップされた橋と対比させる
No.79ビル群の明かりと水面の映り込みをクールな印象でとらえる


CHAPTER 8 幻想的な雰囲気にさせる構図
イントロダクション 幻想的な雰囲気にさせる構図とは?
No.80日の丸構図にヒコーキのシルエットを取り込み、月夜の幻想感を演出する
No.81ライトアップされたタケと夜道を印象的に配置する
No.82山肌と空のトーンを三分割構図とマイナスの露出補正で表現する
No.83ぼけの重なりを対角線構図に取り込んで幻想感を演出する
No.84三角構図を工夫して天の川の輝きを見たままのイメージで再現する
No.85月明かりで照らされた川と稜線を二分割構図で幻想的に配置する
No.86輝く丸い玉ぼけを中心に配置して朝露にキラめく草を幻想的に写す
No.87流れる背景で対角線をつくり、写し止めたサクラとの対比を演出する
No.88大きな三角構図に露出を工夫して、月の表情と立木のシルエットを写す
No.89夜の雨を流星のように光らせてレイルマン比率で列車を流し撮る

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