• 日本各地で活躍するクリエイター・デザイナー・編集など70人が推薦!『魔法をかける編集』

日本各地で活躍するクリエイター・デザイナー・編集など70人が推薦!『魔法をかける編集』

日本各地で活躍するクリエイター・デザイナー・編集など70人が推薦!

最初から最後まで、ロックライブの最前列でヘッドバンキングする若者のごとく首を激しく縦にふり、気づけばこの本に思いっきりモッシュしてました。編集とは何か? ディレクションとは何か? ローカルメディアとは? デザインとは? メディアをつくるとは? 全部この本に書いてある。ひとりひとりが全員編集者という時代に、日本中でこの本を読む人がいて、ひとりひとりが動きだしているんだと思うと、涙が溢れそうなくらい胸が熱くなる。あたらしい〝ふつう〟をつくってきた藤本さんが、とてつもなくワクワクするあたらしい〝みらい〟をみせてくれました。「真理は人を自由にする」なんていいますけれど、この本は、読む人を本当に自由にします。ものすっごーーーーーーーーーーーくいい本です。
服部みれい(文筆家、マーマーマガジン編集長/岐阜)
一人ひとりの「ビジョン」力が問われるであろう2020年からの日本を大きく左右する「編集」力。マスメディアの時代が終わりつつある今、いち早くそこに気づき「のんびり」などを発明した藤本さんらしい、どちらかというと行政や企業経営者に読んで欲しいビジネス本だと僕は思います。
ナガオカケンメイ(D&DEPARTMENTディレクター、d design travel発行人、デザイン活動家/東京)
日本各地の「どうせ自分は何も変えられないんだ...」と意気消沈しているアナタは必読!その土地の魅力を見つけ出す方法が著者の経験をもとに語られる「価値づくりの教科書」。クリエイターはもちろん、まちづくりや地場産業に関わる全ての人に呼んでほしい!
小倉ヒラク(発酵デザイナー/山梨)
「ビジョンをもって待つ」という彼の姿勢は「発酵における場作り」のようでもある。それが多様性に繋がり、閉塞感のある世の中に風穴を開けることになる。この本は現状を変えたい人の為の本であり、マーケティングの本であり、編集の指南の書である。
渡邉格(タルマーリー/鳥取)
藤本さんの「編集」は、僕のこれまでの価値観をひっくり返してくれました。言葉ひとつで売上を変えるし、実物を見せつけることで疑いを確信に変える。これが「魔法」...なんだったら、俺も使いこなせるようになりたい!
徳谷柿次郎(ジモコロ編集長/長野・東京)
「最小単位にして最強のローカルメディアは自分である」。藤本さんの『魔法をかける編集』を読み、「そうそう!それでいいんだよね!」と、共感し励まされたことはたくさんあります。その中の一つがこれでした。私自身、ローカルに暮らして発信しながら、なんとなく感じていたことが、この本のおかげで確信に変わりました。
田中輝美(ローカルジャーナリスト/島根)
編集という言葉を難しく考えないでいい。自分自信が最も身近なメディアであり、あなたの日々の営みが編集だ。街がつまらないのを、世の中がつまらないのを他人のせいにするのはやめよう! そんな気にさせてくれる。
中川和彦(スタンダードブックストア/大阪)
国語、算数、理科、『編集』。心を広げ、人を繋げてくれる編集が必須科目になったら、きっと楽しい。教科書はもちろん、本書だ。
長﨑健一(長崎書店/熊本)
「ローカルからの情報発信」の質を高め、ローカルで起っていることを見える化していくことは、これからのニッポンには絶対に重要です。本書は、ジモトのために頑張っている人の情報発信とビジョンの実現にチカラをくれる、愛に満ちた本です。
日野昌暢(博報堂ケトル プロデューサー/東京)
「これから」に必要な動きを編集という手法でおこなう。台割りのない雑誌をつくる、取材先で困ったことがあれば一緒に考え行動する...。気づけば、4年前に「ちゃぶ台」という雑誌を創刊して以来、そういうことを繰り返してきました。そして、いつもあとになって気づくんです。「あ、藤本さんが先に同じことをやっていた」と。この本は、そんな藤本さんが書いた、まだ誰も言っていない「ちょっと未来の<編集>の教科書」です。
三島邦弘(「ちゃぶ台」編集長/京都)
読んでいるといてもたってもいられなくなるような熱量の本、読んでみてお気に召したらぜひ紙で買って線を引いたり、付箋でベタベタにしながら読んでほしいです。
牟田都子(校正者/東京)
「究極のローカルメディアは自分自身であり、あなたです。」この言葉がギューン!と胸に刺さった。「編集」という視点を獲得するということは、ローカル、故郷を他人事ではなく、自分事に捉え直して魅力的に伝える魔法を使えるようになることである。地域文化を守って未来へつなげていくための教科書としてぜひ読んでほしい。
白水高広(うなぎの寝床/福岡)
広義の編集とディレクションの力を信じて日々活動する私たちにとっての応援であり、これから地域での仕事を志すすべての人への教科書。簡単な魔法はすぐに解けてしまうけれど、藤本さんの編集の魔法は決して解けないほんとうの魔法。
瀧内貫(株式会社コト社、ミリグラム株式会社/長野)
ビジョンを持つことで未来への勇気が湧いてくる。けれど、そこには自身と向き合うエネルギーが必要で、そんなエネルギーの源がこの本には書かれています。自分自身と向き合う背中をそっと優しく押してくれました。日々の暮らしの中にある宝探し始めましょう!
後藤隆志(株式会社Gottsu・夜CAFE10代表/大分)
この魔法は、意外とめんどうくさくて、あたりまえに手がかかる、どーんと正攻法!な戦い方のように思える。でも、その謙虚でまっすぐな熱量がチームやコミュニティ、人々に伝播したとき、動かないものが動き、予測不能なミラクルが起こり、魔法の効果となって立ち表れるのだろう。それぞれの持ち場でひたむきに戦い続ける人へ、古びることのない武器と勇気を与えてくれる本!
はしもとゆうき(編集者/長崎)
藤本さんはいつだって、最初にズバンと答えを示す。そのあと、これまでの経験や出会ってきた実践者たちを紹介しながら、答えの理由や背景を、わかりやすくときほぐしてくれる。小気味好いテンポで綴られた文章に乗って、いつの間にか読了しているが、同時に、そこに込められた情報量と熱量の大きさに圧倒されている自分に気づく。発売以来、ローカルメディア増幅装置として、全国各地で次のうねりを生み出し続ける、この本こそが「魔法」です。
菊地徹(栞日/長野)
この本を読み終えた、日本全国各地で「ローカルを盛り上げていきたい」と思っているひとたち同士に横のつながりが生まれ、そこから新しい潮流もドンドン生まれてきています。今後はさらにローカル同士をつなげるコミュニティの基盤となり、「ローカル × 編集」のバイブルとなっていくのだと思います。
鳥井弘文(株式会社Wasei代表/東京)
自分に正直に生きていきたいと願う20代の人たちに、ぜひ手にとって欲しい一冊。人生の舵を取る編集力を培えば、これからの日々をもっとおもしろくできるだろうと信じられる。この本を読むと、そんなふうな力が湧いてくるんです。
小松崎拓郎(灯台もと暮らし編集長/ベルリン)
「駆けあしな世の中がぽろぽろと落としていった大事なものをひとつひとつ拾いあげていくそんな雑誌をつくろうとおもいます。」藤本さんが編集長を務めた雑誌、Re:Sに書かれたメッセージ。思い返せば、自分の転機の1つになった大切な言葉だ。この本には、ローカルと向き合い続け、大事なものを拾いあげ、様々なメディアを通じて伝えていく実践者としての藤本さんの理想と姿勢が、熱く、熱く著されている。
高橋孝治(プロダクトデザイナー/愛知)
藤本さんの出版トークイベントを小倉ヒラクくんと企画し、僕もトークに参戦させていただきました。参加者は若い公務員が多く、今置かれてる職場(現実)と理想の狭間でモンモンとしながらも、ちゃんと先の甲府のことを考えていました。地元の良い未来みれたっす。
五味 仁(五味醬油六代目/山梨)
「魔法をかける編集」は、田舎で生まれ田舎にしか暮らしたことがないという事実に謎の劣等感を持っちゃってる人々(私を筆頭に!)に勇気とアイディアの種を授けてくれる本。
岩崎恵子(ブランドディレクター/岡山)
編集なんて無縁な言葉だと思っていた僕に、編集の身近さを、編集の魅力をわかりやすく説いてくれた。これから地方で20代を生きる自分に「編集の力で勇者になれるんじゃないか」と希望を与えてくれた1冊です。
島田舜介(EVERY DENIM代表/岡山)
「ローカルメディアとは、あなたです」読み始めてすぐ出会えるこの言葉。都会だから、田舎だからなんてものは関係ない。身につけているもの、使っている言葉、抱いている思想、その一つひとつが自分というローカルメディアを作り上げる。胸に秘めている思いを「編集」次第で、多くの人に適確に届けることができる。
柴田 涼平(合同会社Staylink共同代表/北海道)
「なんでも屋」になってしまうローカルでの役割に「編集」という言葉をつけてくれた藤本さん。肩書きをつけられない自分の仕事が、はじめてこの本を読んだ時には救われた気持ちでした。
中西拓郎(1988 WEB MAGAZINE/北海道)
"ふつう"を面白がり、その先にある‟ビジョン"を伝える魔法。藤本さんの「魔法をかける編集」には、そんな魔法がたくさん登場します。台割りがなくてもいい、曖昧模糊でもいい、白黒言い切らなくてもいい。まずは自分自身に魔法をかけて、自由に、枠にとらわれずに動いてみることの楽しさを教えてくれる一冊です。
須藤か志こ(クスろ/北海道)
目先のトレンドを追いかけがちな私に、本当にすべきことは何かという本質をおしえてくれた一冊です。まちを変えるのはインスタ映え(もはや死語!)する食べ物や建造物ではありません。まちが辿ってきたルーツ、そしてそれを踏まえてどんな未来を作っていくかという「ビジョン」でした。
名塚ちひろ(クスろ/北海道)
「究極のローカルメディアは自分自身」という言葉に、これからのチャレンジに向き合う勇気をもらい、「一つの土地に居続けることの価値」を気持ちよく伝えてくれたことに救われました。この本をバイブルに、私はこれからも自分の暮らす町を自分というメディアを通して伝え続けていきたいと思います。
神宮司亜沙美(北海道ローカルマーケット/北海道)
魔法をどのように実行したのかが、つぶさに書かれている魔法の教科書というか、ネタバレ本である。マジシャンがこんなにネタを書いちゃっていいのと心配になるほどなのだ。根底にあるのは中央ではなく、周辺への無尽の好奇心と愛であり、さらにその奥に豊穣の土地でぼーと生きてんじゃな いよという痛烈なエールを内蔵しているからこそ、こういうありえない本が書けるのだと思う。
立木祥一郎(tecoLLC代表/青森)
ほかにはない個性的な雑誌づくりをしてきた藤本さんの技が大公開された本書は、魅力的な誌面がどのように生まれたかを紹介し、雑誌だけではなく、町やモノなどさまざまなメディアに応用することができる「編集」の力を伝授してくれます。実は誰にでも備わっているという編集力。使うためにはこの本で学ばなきゃ損ですよ!
熊澤直子(八戸ブックセンター/青森)
「お米」に編集という魔法をかけたら、1ヶ月半で売り切れた。2年前に米農家を継ぎ、自分の作り方でお米を作った。私にとってローカルメディアは「お米」。これからもどんどん魔法を掛けて楽しんでいこう!
坂本寿美子(百姓、ゆきのこまち生産者/秋田)
藤本さん自身の思考の様が、そこそこ開けっぴろげに綴られていて、まさに何年にもわたる編集の過程を見ている感じ。編集は裏方作業でもあり、他人の思考を知る機会は案外少ないので、のぞき見感もあって面白いです。一冊を読み通す中、「この場所から堂々と届けていけばいい」のだなと確かめつつ、いい意味で素人を継続していくことの大切さを感じました。
水野ひろ子(『てくり』編集部/岩手)
僕は「編集者」をやりながら、「カフェ」も経営している。すると、「なんでまた編集者がカフェを?」とよく聞かれる。この質問に対する答えは、『魔法をかける編集』を読んでいただくのが一番いい。僕自身もストンと腑に落ちた。そう、「カフェ」は地域におけるメディア。で、僕はその「カフェ」というメディアを編集しているんだよね、って。
三枝克之(編集者、カフェユニゾン代表/沖縄)
「最小単位にして最強のローカルメディアは自分である」という言葉で一気に視野が開け、脳がざわめく。「イベントに何人きた!」「動画がバズった!」という目先の数字に一喜一憂するのではなく、その先で世界をどう変化させたいかというビジョンを持つことの重要性を説き、そのためのノウハウを、具体例を交えながら惜しげもなく活性化したアタマに放り込んでくる。
荻原貴男(REBEL BOOKS/群馬)
これまで一部のマスメディアしか使えなかった「編集」という魔法をものにして、それぞれが思い描いたビジョンを実現していく。しかも地方から。そんなことがあなたにもできる!かもしれない!藤本さんが手がけてこられた数々の仕事を題材にしながら、不可能を可能にする知恵と勇気を学べるワクワクな一冊です。
山本あつし(事業プロデューサー/奈良)
誰でも片手ひとつで情報発信ができるようになった世の中で、「編集」という魔法はきっと誰にでも宿っている。ぼくにとっては、その在り処と使い方を学べる魔法の指南書。メディアという、漠然とした情報発信ツールの捉え方が変わった先に自分にも魔法が使えるのでは?!と直感的に感じました。ローカルで燻っている日本中、いや、世界中の仲間たちに手に取って欲しい。
山田卓哉(大ナゴヤ大学 学長/名古屋)
ローカルから社会を変えたい!と、ローカルに暮らすことを決めた私にとって、この本に出会えたことが希望と勇気になりました。「これまで」を「これから」に変えていくことは、不可能に近いくらい大変だと思っていたけれど、自分にだってできることがたくさんあることに気づかせてもらいました。あとは、魔法を使いながら、ビジョンに向かって。
徳岡真紀(クラシノワ舎/広島)
2018年で一番読んだ本は『魔法をかける編集』でした。藤本さんの語る「編集」は東京ナイズされてない。だから、ローカルの20代に刺さるのかもしれません。これからの時代を担うべき平成生まれ世代は、この「魔法の力」を身につけておくべきです。必須スキルと言っても過言ではないんじゃないかな? みんなで魔法使いになりましょう!
りょうかん(ブロガー/静岡・鳥取)
僕にとって「魔法をかける編集」は、編集という魔法を覚えるための教科書であり、自分が向かうべき場所を確認するための羅針盤であり、一歩踏み出す勇気を与えてくれるお守りのような本です。地方・田舎で何かを始めたい、何かを変えたいという人の背中を、そっと押してくれると思います。
小島雄次(Books & Cafe コトウ店主/福島)
藤本さんの持つビジョンと行動はいつでもまっすぐだ。違和感のある地方創生の取り組みを地方にいる者は数多く目の当たりにし、ため息をついている。でも、ため息をついているだけでは何も変わらない。藤本さんが各地に足繁く通い、地元の方との関わりの中で導き出した、誰にでもできる地域を編集する手法を、余すことなく、そして面白く教えてくれます。この魔法を地方に住む多くの潜在的な編集者が身につけられたら、きっと地方は本質的に輝いていくはず!
山崎香菜子(編集者/山形)
藤本さんのことばに触れた何人もの方が「あの話のここにハッとなった」「あの文章のここに共感した」という感想、そして「それで私はこうやっていこうと思う」という決意を聞かせてくださいます。本を届けられた喜びを感じています。
砂川みほ子(とほん/奈良)
様々な「メディア」を編集して世の中のふつうを変化させてきたその技術が、ドキドキするほど赤裸々にさらけ出されたビジネス書。しかしそれだけじゃなく、1人の人のふつうの生活が、だれかに、世界に、影響を与え得るという勇気の灯をともしてくれる。
ごみひづる(デザイナー/三重)
泥臭く、そしてクリエイティブに社会問題を解決したい。そんな思いを持っている方に、おすすめしたい。
塩山諒(HELLOlife/大阪)
藤本さんの新刊のタイトルが「魔法をかける編集」だと知った時、魔法?って思ったことを覚えています。手間を惜しまない藤本さんの仕事とちょっとずるい様にも感じる魔法のイメージが結びつかなかったから。でも、届いた本を読んで納得しました。確かに「魔法」だと...編集によって人や町が光を集めてキラキラ輝きはじめるその様子はまさに「魔法」。状況は「編集の魔法」によって変えることができる。そう信じさせてくれる本でした!
加藤洋(しゃかいか!編集長/滋賀)
2006年に『Re:S』という雑誌で藤本智士を知ることになるわけだが、当時からただのノスタルジーではない仕方で水筒やフィルム写真の価値を語り直していたことが新しかったし、印象的だった。これまでの総論としての『魔法をかける編集』を読み終えたら、ぜひ彼の過去にあったこれまでの仕事に(回帰的に)目を向けてみてほしい。そういう視点の持ち方こそ、藤本智士的な手法であり、読み方でもあるのだから。
田中辰幸(ツバメコーヒー店主/新潟)
仕事の実例をあげながら、じつにわかりやすく「編集とはなんぞや」という実践的なヒントがあふれている。とくに地域課題に悩める人々、ローカルで活動しているプランナーやクリエイターの方々にこそ、ぜひ読んでいただきたい。どこか閉塞感が漂って明るい未来を描きにくくなっている今だからこそ、藤本さんが再定義する「あたらしい"ふつう"の編集」に勇気が湧いてくるはずだ。
財部裕貴(アートディレクター&デザイナー/石川・東京)
地方で暮らすことがキャッチーな言葉に置き換えられているのを見るとき、ここでの暮らしとは遠く離れたところで言葉だけが「消費」されていくような違和感を覚えるときがある。でも一人一人が自分で見つけて、体験して、感じた何かは、消費されるものじゃない。藤本さんの言う「最小単位のローカルメディアは自分自身である」ことの価値って、そういうところにあるんじゃないだろうか。地方に暮らす私たち一人一人がその体験を通して地方から発信することの意味を、もう一度問い直すきっかけとなる本だと思います。
庵原けい子(四方山商店/高知)
「編集」という仕事の意味を深く刻み込むために、何度も何度も読み返したくなる本。ビジョンを実現させるためのエッセンスがたくさん染み込んでる、まさに「魔法の書」。編集者のバイブルです! 私も愛媛の魔法使いになるぞー!!!
大木春菜(せいかつ編集室/愛媛)
まちの景色を変える本。ローカルの魅力を誰でも発信できる時代なのに、肝心のテクニックは誰も教えてくれませんよね。「編集」の可能性を広げてくれるこの本は、まちの価値をつくり、正しく伝えたい人にこそ読んでほしい一冊。ページをめくるごとに、藤本さんの魔法にかかります。
白石達史(地域編集者/飛騨)
ローカルをデザインしていくことを「魔法をかける」とは、さすが藤本さん、うまい言い回し。この本は、白き賢人・藤本智士が、日本の各地で勇者を見出し、あれやこれやハッピーな魔法をかけていく、オムニバスムービーのような魔法指南書なのである。ローカルに生きる魔法使い見習いと勇者たちにぜひ!手にとってほしい一冊なのでございます。
マツーラユタカ(つむぎや、物書き料理家/山形)
読み終えたらきっときっとあなたも気づくはず自分のまわりには魔法を待っている、ヒト、モノ、コトがたくさんあるってことに。あきらめない魔法使い藤本さんが教えてくれました。
ミスミノリコ(ディスプレイデザイナー、暮らしの装飾家/山形)
「魔法」はいつも、少しずつエンチャントされていくものです。必ず生活の延長にあって、それまでは想像できなくても、実現すれば急に理解できる。僕はそれが、魔法というものの正体だと思うのです。さあ、小さな変化を起こす力、それらが集まって大きな変化が作られる。このすごい力を、僕らはみんな、すでに持っているものだと藤本さんはこの本の中で僕に教えてくれました。その「編集」という技術と心構えは、それこそ、魔法がかかるみたいに、僕を少しだけ変えてくれました。もちろん、大きな変化の兆しとして。
柳下恭平(かもめブックス、校閲者/東京・京都)
藤本くんの取材は「公開取材」という「取材方法の発明」だと思っている。「公開取材」は「ウソがつけない」。そのリアリティがオーディエンスに届き、その土地のチカラをいただくことができる。きばらない編集、きばらないデザインでスルッと世間に溶け込み存在感を著す。不思議としか言えない。
梅原真(デザイナー/高知)
「ろう者の職業」を伝える写真を撮りたい/その人の声を残したいと構想しながらも、どこからどう手をつけたらいいのかわからずにいた年末、本書を読む。最高!快刀乱麻!ちいさな声を見過ごすことなく、なおかつそれを信じること。ひとつの場所にいつづけることの価値を、無限大に高めてくれる。「あたりまえ」を恐れないこの本、今のぼくにとても響くものでした。
齋藤陽道(写真家/東京)
昔、ラジオDJという仕事の意義を見失っていた私に、雑誌の編集者の友達が言ってくれた。ラジオDJも、色んな情報の中から取捨選択して、言葉遣いも並べる順番も考えて、番組にする。形はないかもしれないけど雑誌を編集してるのと同じだと思うよと。良いところを見つけて、届けるべき人に届くように形を整える。誰でも「編集」という魔法は使えるはず。それに気づいたら、仕事はどんどん楽しくなるし、そんな人が増えたら、とても豊かな地域になるだろうなあと思う。この本はこれから働く全ての人に読んでもらいたい。未来は明るい。
土井コマキ(FM802 DJ/大阪)
この本は、そんな藤本さんが、自らに潜在する想いを見出し、その立ち位置と発想に試行錯誤しながら、想いをかたちにしてきた軌跡であり、その数々のことばが、われわれの背中を押してくれるのである。そして最後に、大切なひとことが付け加えられている。「編集者」であることは、物事を単純化せず、グレーゾーンに向き合いながら、「自身のたしかなビジョンに謙虚さを持って忍耐強く立ち向かえる」ことだという。結論を急がず「待つこと」ができることだと。さまざまな場面で、勇気を奮い起こしたいすべての方に。
乾聰一郎(奈良県立図書情報館/奈良)
九州の片田舎で、農家さんや漁師さんや商店主さんたちと家内制手工業的に仕事をしている僕みたいな者に、勇気と自信を与えてくれた本です。もしあなたが地方に暮らしながら、自分の周りを少しでも良く変えていく事を生業の一部としているのなら、第1章の初めの3節の見出しを見ただけでも、きっと武者震いするはずです。
小野信介(オノコボデザイン/宮崎)
あたりまえのこと、正しいとされてきたことが本当にそうなのか何度も自分に問い直してみる。何を求め、どこにいて、誰と共に歩むのか...?そんなあたりまえのことを何度でも問い直す喜びを与えてくれる一冊。読み直すたびに希望が湧いてくる。
佐野史郎(俳優/武蔵野・出雲)
まさに「旅づくり」も編集だ。いま、旅行会社にも求められる、「編集するチカラ」そして旅行会社も「メディア」としての自覚をもつこと。感動を求める人に対して、相対価値の数値目標を基盤にした旅行商品展開ではもう伝わらない。光を観る「観光」。どう構成して光をあてるのか。僕も、「編集という名の剣」を携えた勇者になる必要があることをこの一冊に教えられました。
酒井陽介(株式会社旅エール/宮城)
自分の位置を見失いがちな僕にとって、この本は未来への羅針盤となりました。激動の時代の先を行く先輩が、走り方を丁寧に教えてくれる、疾走感あふれる一冊です。
立川彰(道東テレビ/北海道)
魔法をかける編集を読んですごく勉強になり、納得しました。頑張りたい気持ちになりました。僕は特別支援学校の中学部2年です。複雑心奇形という生きて生まれてこれる確率3パーセントという難病で生まれ、こども病院に長いこと入院していました。僕の病気の平均寿命は15歳程度だそうです。僕は学校にずっと行けていません。不登校というか、学びの場を学校ではないところを選びました。身体がしんどいので、どちらにしてもみんなと同じようには動けません。だけど、限られた時間で僕は楽しくやりたいことをいっぱいしたいのです。僕のしたいことは「子どもの病院にエンターテインメントを届ける」ことです。僕がどう編集すれば、僕の住む町が優しい地域になるか、子どもが大切にされる地域になるか、考えたいと思います。
みうらたけひろ(こどもエンターテインメント/兵庫)
全国を歩き回って、出会った人や場所のおもしろさや魅力を引き出している藤本智士という人を見て、ライターをしている妻は「編集の世界の笑福亭鶴瓶みたい」と言う。それは、成功はもちろんだけど、失敗や反省も含めて、楽しんでいるし、すべてを、次への「伏線」にする力があるからだと思う。ただ、それを伏線にするためには、大切なことがある。それが何なのかは、ぜひ読んでたしかめてほしいと思う。
黒川真也(アイデアにんべん/沖縄)
『魔法をかける編集』が面白かった。平易な筆致でほっこり系の皮を被ったハードコア編集指南書。これを実行するには普段からの知識や経験、地頭の良さ、そして何よりも「好奇心を保ち続ける体力」が必要でかなり大変だけど、常に念頭に置くべき重要なことでもある。
神保勇揮さん(「FINDERS」編集/千葉)
読みながら自分の中の「ローカル」という概念がガラリと変わっていくことに驚きました。
地方に住む人々が感じる都市部へのコンプレックスは、むしろ大きな武器となる。
ゴトウタカアキさん(ライター/宮崎)
みつばち社として独立するにあたり、この人がいたから大きく間違わずにすんだと、感謝している人の一人が藤本さんです。長らく直接の接点はなかったけれど、こころのメンター的存在でした。この、お茶目な表紙の本には、世の中のメインストリームらしきものに惑わされることなく、自分を生き、仲間と生き、地域で豊かになるための気づきがつまっていると思います。あと、愛もつまっています。
小林奈穂子(みつばち社 プランナー兼ライター/東京)
個人的な感性でできたピースを個人的な感性に基づいて並べていくパズルのような、極ローカルで私的な仕事こそが、広い社会につながって、多くの人をシアワセにしていく。そんな藤本さんの活動が綴られたグリモワール。読めば、ぐりぐりと元気が盛り上がり、行動したくなーる。
神吉直人(追手門学院大学准教授/兵庫)
『魔法をかける編集』のなかで好きな言葉があります。それは"究極のローカルメディアは自分自身であり、あなたです"と言う言葉です。何かが起こるのを待つのではなく、自分から動かなければ、声をあげなければいけないんだよと激励されている気持ちになるからです。そういう"お守り"のような言葉は、手に届くところに置いておきたくなります。
山口はるか(Re:S/兵庫)
藤本さんには半端でなく人を引き寄せる力があります。そして沸き起こす力も。本書からも溢れ出る藤本さんのエネルギーとテクニック、思考は、どんな仕事に就いている人でも必ず活かせること間違いなしです。迷ったらいつでもここに立ち返りたい一冊!
新居未希(ミシマ社編集/京都)
編集者だけならぬ、日本各地のクリエイターやビジネスパーソンがバイブルといってくれる「編集」の本。こんな熱量がこもった本はあったでしょうか。発売から1年たっても、消費されることのない言葉の数々は、私たち一人ひとりの影響力や、可能性を信じていいよと背中を押してくれます。
井上薫(インプレス編集/東京)