- トップページ
- 2016年版「インプレス宅建士講座」合格者インタビュー
2016年版「インプレス宅建士講座」合格者インタビュー
国家資格である「宅地建物取引士」の取得を目指して2016年7月から10月にかけて開催された、インプレスの資格対策講座「合格しようぜ!宅建士 3か月集中ゼミ」。ベテラン講師・大澤茂雄氏が講師を務める本講座を受講して、見事合格された有山茜さん、船井絹代さん(以下、敬称略)のお二人に、教材や講座の感想や大澤先生の印象などを語っていただきました。
有山茜さん。不動産仲介会社に就職後、キャリアアップに必須な資格であることから宅建士を取得。
船井絹代さん。水泳のインストラクター。家業のために宅建士取得を目指す。
——宅地建物取引士(以下、宅建士)試験、お二方とも合格おめでとうございます。早速ですが、まずは宅建士を目指した動機からお聞かせください。
船井:私自身は現在水泳のインストラクターという仕事をしていて、以前はあまり宅建士に関心がありませんでした。ところが、不動産業を営んでいる実家の両親が高齢になり、家業の将来を考えていくなかで、遅まきながら宅建士を取得しようと思い立った次第です。
有山:私の場合2年ほど前になりますが、不動産仲介の会社に勤めることが決まったときに宅建士取得を決心しました。
——宅建士取得を目指すにあたって、学習方法は、専門スクールや通信講座、スマホアプリなど、いろいろとあるわけですが、まずは何から手を付けられたのでしょうか?
有山:当初は試験まで時間がなかったので通学は考えておらず、書店に行き宅建士対策書籍を探しました。
船井:私も独学で行けると思い、とりあえず書籍から入りました。
——宅建士の対策書籍は数多くの出版から出されており、書店でも迷われると思いますが、なぜ大澤先生の書籍を選ばれたのでしょうか?
有山:ネットで学習方法について情報収集していると「300時間程度学習すれば合格できる」といったことが書いてあったので、書店に行って300時間続けられそうな本を買ってみようと思ったんです。それが2年前の夏ごろなのですが、すでにその年の試験日が近く、途中で他の本に切り替える時間はなかったので、とにかくフィーリング合う本を探しました。それが大澤先生の本でした。もちろん、他にもいろいろな書籍があったのですが、大澤先生の本は他の本より、かなりかみ砕いた説明がされていて、内容が理解しやすいと感じました。
船井:私もまずは書店に行きました。いろいろな書籍があったのですが、大澤先生の書籍を手に取ってみたところ「宅建の勉強は本当は楽しいんだよ」といった文章があって、その言葉にすごく惹かれました。私は仕事で水泳の指導をしているのですが、一番大事なのは生徒に「水泳が好きだ」という気持ちになってもらうことだと考えています。自分が取り組むこと自体を好きになるのが上達するコツ、という考え方が同じだなぁと感じ、さらに先生のプロフィールを見たら同い年、趣味も多彩でとてもアクティブ、そんなところにすごく共感を覚えて購入を決意しました。
——お二人とも、他の書籍も併用されたのでしょうか?
船井:いえ。大澤先生の書籍だけですね。たぶん、いい出会いだったんだと思います。
有山:私も大澤先生の書籍だけです。それと、全文PDF(電子書籍)や音声講義データのダウンロード特典も付いていて、スマホやタブレットでも勉強がしやすいというのが魅力的でした。音声講義データをスマホにダウンロードして、通勤途中などにかなり聞き込みました。会社の昼休みに過去問などに取り組み、分からなかった個所をまた帰りの電車の中で聴くといったように復習教材として活用しました。
——船井さんもダウンロード特典を活用されましたか?
船井:実は私、パソコンが得意ではなく、スマートフォンも持っていません。ですから、電子書籍などはまったく利用しなかったんです。ただ、これは講義を受け始めてからの話しになりますが、大澤先生の最初の講義のときに、ご自身が宅建士を取ったときには「とにかく書いて覚えた」とおっしゃっていて、私も自宅学習中は、教材である先生の書籍をひたすら読んで・書いて・覚える、ということに専念しました。もともと体育会系なので、身体を使って覚える方法が性に合っていたのかもしれません。本を読んでいるだけでも大澤先生は面白いんですよ。勉強のための情報だけでなく、冗談や雑談がちょこちょこ織り込まれていて、それがあとから隣の解説を思い出すきっかけになったり。
——書籍とは別に大澤先生の有料講座を受けようと思った動機はなんだったのでしょうか?
有山:2年前に大澤先生の書籍に出会って独学を進めて、その年の試験にもチャレンジしたのですが案の定落ちまして、その時点からどこかのスクールで講座を受講するのも良いかもしれないと考え始めました。ただ、大手の講座などを調べてみると結構高額でちょっと厳しいなと感じていたところ、大澤先生が今回の講座を開かれることを知り、これだ!と思ったんです。本講座開始前に何回か無料のプレ講座があったので、それに参加して印象がよかったのもありますが、入会金もかからず、講座回数が多いわりにリーズナブルだったこともあって受講を決断しました。
船井:私の場合、音声講義が活用できないということもあり、書籍を読むだけでは不安な面もありまして、実際に大澤先生の講義があれば受けたいと考えていました。書籍の前半に大澤先生の講座開催予告が載っていたので、息子にパソコンでいろいろ調べてもらったところ、ちょうど集中ゼミの情報が見つかったのですぐに申し込みました。
——大澤先生の講義内容についてはどんな印象でしたか?
船井:書籍もそうですけど、とにかく先生が個性的で面白いです。最初の講義で「勉強と思わないで練習と思いなさい!」といった話があって、それこそバットで素振り練習するような体育会系的なアプローチにすごく共感を覚えました。
有山:最初は結構衝撃的でしたね。初対面でもすごくフレンドリーに接していただいて、それが私には合っていたんだと思いますが、はじめからずっとリラックスして講義を受けることができました。それと、法律関係のことってすごく難しいイメージがあったのですが、実例や冗談を交えながらかみ砕いて話していただけるので、とても理解しやすかったです。それは、書籍の方でも同じで、条文や凡例などの難しい言い回しではなく、より身近な言葉で書き換えられているので、拒絶反応が少なく入りやすかったです。
——資格受験講座というと堅いイメージもありますが、実際の講座はどんな雰囲気なのでしょうか
有山:例えばひたすら板書を埋めていくような講義スタイルではなくて、講義を進める中で先生が生徒の誰かと必ず会話をしながら進めるという感じですね。質問も含めて、生徒もすごく発言しやすい雰囲気を作ってくださっていたんだと思います。
船井:そうですね。先生が一方的に進めるのではなく、私たちと常にコミュニケーションをとっていただけますね。ある意味考えすぎて理解するのがすごく難しいこともあったのですが、先生に聞くと「大丈夫!そんなややこしい問題出ないから」など、すごく気持ちを楽にしてくれることも多くありましたね。
——本講座では、通学を休んでネットライブ受講(ネット経由でのリアルタイム受講)へ切り替えもできますが、利用されましたか?
有山:昨年台風がすごかった時がありましたよね。とても教室に通える天候ではなく自宅にいたのですが、パソコンでちゃんといつもの時間にいつもの授業とかわりない感じで受講できることにビックリしました。ただ視聴するだけでなく、チャットを通じて講座にリアルタイム参加できるわけですから。先生はいつもネットの生徒にもしっかり呼びかけて出席をとるんですよ。ネットの生徒はそれに応えてチャット画面で返事するんです。教室の生徒は前面のスクリーン映し出されたネット講座画面を見て、「先生、○○さんが質問してるよ」なんて声をかたりして。両方受けてみて分かったのですが、リアルタイム配信だからこそできる、教室とネットの生徒の一体感は、いままでにはない不思議な感覚でした。
——講義後にアーカイブ(講義の録画映像)を繰り返し見られるという特徴がありますがそちらも利用しましたか?
有山:復習がとても大事だと思うんですが、アーカイブはよく活用しました。講義は2時間なので、アーカイブも全部見ると2時間かかり、最初は腰を据えて見ないと最後までに見られないと思いましたが、一度受けた講義の映像であれば、あまり堅苦しく考えずに、お茶を飲みながらとか、ネイルをしながらとか「ながら視聴」するだけでも復習ができたので、結構重宝しました。
——最後に、実際に講座を受講することの意義をお聞かせください
船井:大澤先生の講義を受けていなかったら合格していなかった思います。受講した甲斐は十分あったと思います。あと、私は普段の仕事で不動産関係の人との交流はないので、有山さんもそうですが、まったく知らない業界の人との交流ができるというのは刺激的でした。人にもよると思いますが、私の場合は独学だけではモチベーションを維持するのは難しかったので、一緒に学ぶ異業種の仲間たちがいるということは、宅建学習を乗り切るうえでとてもプラスになりました。
有山:確かにいろいろな業種の方がいましたよね。スポーツ関係の船井さん以外には、資格取得が趣味な方がいたり、実際に不動産をお持ちでその管理のために学びたいという方もいました。講座をきっかけに、実際に不動産仲介の仕事を任せていただける話もあったり、実務的なコネクションづくりにもつながりました。仕事の幅を広げるという意味でも、受講した意義は大きかったですね。
船井:講座の最後の日に、大澤先生が湯島天神の鉛筆を生徒全員にくださったんです。一本ずつ違う言葉が書いてあって、私は「一歩ずつ進め」と書いてある鉛筆でした。
有山:あ〜! あれすごく嬉しかったですよね。4面ある鉛筆で、各面に先生が自筆で1から4の数字を書きこんでくれていたんですよ。
船井:そうそう。で、先生が「どうしても分からなかったら、これを転がせ!」って(編集部注:宅建士の問題は全問4択)。試験のギリギリまで私たちのことをサポートしてくれているんだなと、とても心強くして会場に向かえたのを思い出します。
——お話ありがとうございました。あらためて合格おめでとうございました。