完全マスターしたい人のためのイーサネット&TCP/IP入門

完全マスターしたい人のためのイーサネット&TCP/IP入門

2,200円(本体 2,000円+税10%)

品種名
書籍
発売日
2013/12/19
ページ数
336
サイズ
B5判
著者
榊 正憲 著
ISBN
9784844335115

世の中で広く知られているイーサネットとTCP/IP、つまりインターネットや社内LANなどで、標準的に使われているネットワーク方式とプロトコルについて詳しく解説。 各項目については初歩的なレベルから解説し、中級レベルまで掘り下げています。 その過程で、仕組みや原理についてなるべく詳しく、そしてなぜそのような仕組みになっているのか、といったことを説明しています。 「これはこうなっている」という知識だけではなく、「これは何をするために、どのような原理でそうなっているのか」まで、きちんと体系立てて理解できる、ネットワーク初心者必携の1冊です。

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■著者プロフィール

榊 正憲(さかき まさのり)

電気通信大学卒業。プログラミング、システム管理などの仕事のあと、フリーランスで原稿翻訳、執筆などを行う。現在は、有限会社榊 製作所 代表取締役。著書に『復活!TK-80』『コンピュータの仕組み ハードウェア編(上・下)』、翻訳書に『Inside Visual C++ Version 5』(いずれも旧アスキー発行)、『Pthreadsプログラミング』(オライリー・ジャパン)などがある。

目次

★目次データ

はじめに 3

Part1 ネットワークの基礎知識
第1章 デジタル機器のデータのやり取り
1-1 ネットワークとは
1-2 パラレル伝送とシリアル伝送
1-3 シリアル通信の基本
    1-3-1 全二重と半二重
    1-3-2 情報の表し方
    1-3-3 通信の同期

第2章 ネットワーク
2-1 接続の形態
    2-1-1 交換機を使ったスター型接続
    2-1-2 リング型接続
    2-1-3 ケーブルを共有するバス型接続
    2-1-4 無線通信を使ったLAN
    2-1-5 遠距離を接続するネットワーク
    2-1-6 携帯電話ネットワーク
2-2 ネットワーク通信の基礎知識
    2-2-1 機器の識別
    2-2-2 MACアドレス
    2-2-3 パケット交換ネットワーク
    2-2-4 通信速度と伝搬遅延

第3章 階層化されたネットワーク
3-1 ネットワークの機能
3-2 OSI 7階層参照モデル
3-3 TCP/IP 4階層モデル
3-4 プロトコルスタックとソフトウェアの階層化

Part2 いろいろなネットワーク方式
第4章 イーサネットの基礎知識
4-1 イーサネットの歴史
4-2 10Mイーサネット
4-2-1 10Base-5イーサネット
4-2-2 10Base-2イーサネット
4-2-3 10Base-Tイーサネット
4-2-4 バス型からスター型へ
4-3 CSMA/CD方式
4-3-1 キャリアの検知
4-3-2 衝突の検出
4-3-3 衝突が発生したら
4-3-4 イーサネットフレームのサイズ
4-3-5 イーサネットフレームの構成
4-4 MACアドレス
4-4-1 インターフェイスのアドレス
4-4-2 ブロードキャストアドレス
4-4-3 マルチキャストアドレス
4-4-4 グローバルアドレスとローカルアドレス

第5章 スター型接続のイーサネット
5-1 ネットワークのケーブル
5-1-1 UTPケーブル
5-1-2 光ファイバケーブル
5-2 ネットワークの拡張 ?リピーター?
5-2-1 リピーター
5-2-2 10Base-Tリピーターハブ
5-2-3 ポートの極性
5-2-4 10Base-Tネットワークの拡張
5-3 ネットワークの分割
5-3-1 ブリッジ
5-3-2 中継の判断
5-3-3 アドレスの登録
5-4 ネットワークの効率化
5-4-1 スイッチ
5-4-2 スイッチと衝突
5-4-3 全二重通信
5-4-4 フロー制御
5-4-5 スイッチの処理能力

第6章 より高速なイーサネット
6-1 100Mイーサネット
6-1-1 100Baseイーサネットの配線
6-1-2 タイミング仕様の違い
6-1-3 100Base-TXの伝送方式
6-1-4 100Base-FXの伝送方式
6-2 1Gイーサネット
6-2-1 配線
6-2-2 タイミング仕様の違い
6-2-3 1000Base-Tの伝送方式
6-2-4 1000Base-SX/LXの伝送方式
6-3 10Gイーサネット
6-3-1 10Gイーサネットの規格
6-4 自動ネゴシエーション

第7章 大規模イーサネット
7-1 VLAN
7-1-1 MAC VLAN
7-1-2 ポートVLAN
7-1-3 タグVLAN
7-2 スパニングツリープロトコル
7-2-1 ループ構造と木構造
7-2-2 STPの動作
7-3 リンクアグリゲーション
7-3-1 ポートの設定
7-3-2 リングアグリゲーションの動作
7-3-3 LACP
7-3-4 機器側のリンクアグリゲーション
7-4 イーサネットファブリック
7-4-1 TRILL
7-4-2 ルーティングブリッジ
7-4-3 フレームの構成
7-4-4 フレームの中継
7-4-5 スイッチのルーティング情報

第8章 無線LAN
8-1 無線LANの規格
8-2 無線LANの仕組み
8-2-1 無線通信
8-2-2 フォールバック
8-2-3 CSMA/CA方式
8-2-4 アドホックモードとインフラストラクチャモード
8-2-5 MACアドレス
8-2-6 イーサネットとの接続
8-2-7 ブリッジ動作
8-2-8 SSIDとESSID
8-2-9 ネットワークの分離
8-2-10 ローミング
8-3 無線LANの接続
8-3-1 通信のセキュリティ
8-3-2 接続ステーションの制限
8-4 802.11フレームの構成
8-4-1 物理ヘッダとMACフレーム
8-4-2 通信モードとアドレス部
8-4-3 データフレーム
8-4-4 制御フレーム
8-4-5 管理フレーム
8-4-6 ビーコン
8-4-7 アソシエーション

第9章 ワイドエリアネットワークとインターネット
9-1 遠隔地のネットワーク接続
9-2 汎用のデジタル通信サービス
9-2-1 専用回線
9-2-2 ネットワーク型サービス
9-3 インターネット
9-3-1 ADSL
9-3-2 FTTH
9-3-3 ケーブルテレビ回線
9-3-4 ダイヤルアップ接続
9-3-5 移動体通信
9-3-6 高速イーサネットの拡張
9-3-7 インターネットのプライベート利用

Part3 TCP/IP
第10章 TCP/IPの基礎知識
10-1 TCP/IPの歴史
10-2 TCP/IPの概要
10-2-1 TCP/IPに含まれるプロトコル
10-2-2 TCP/IPを支援するサービス
10-2-3 階層モデルと各種プロトコル
10-3 IPv4とIPv6
第11章 IP ?インターネットワークとIPアドレス?
11-1 ネットワークの分割と接続
11-2 インターネットプロトコル
11-3 IPアドレス
11-3-1 ネットワークの識別
11-3-2 クラスアドレス
11-3-3 サブネット
11-3-4 サブネットマスク
11-4 クラスレスアドレス
11-4-1 任意のビット配分
11-4-2 サブネットとスーパーネット
11-4-3 VLSM
11-5 IPアドレスの割り当て
11-6 特殊なアドレス
11-7 マルチキャスト

第12章 IPデータグラムの送信とARP
12-1 IPデータグラムの構成
12-2 IPのオプション
12-3 IPデータグラムの送信
12-3-1 IPデータグラムの組み立て
12-3-2 イーサネットで送信
12-4 IPアドレスとMACアドレス
12-4-1 ARP
12-4-2 ARPテーブル
12-5 ブロードキャストとマルチキャスト
12-6 IPデータグラムの分割
12-6-1 フラグメント
12-6-2 フラグメントのIPヘッダ

第13章 IPのルーティング
13-1 ネットワークの接続
13-2 ルーターによる中継
13-2-1 送信元ホストの動作
13-2-2 ルーターの動作
13-2-3 ルーティングテーブル
13-2-4 ネットワークアドレスとサブネットマスク
13-3 ちょっと複雑なルーティング
13-3-1 3ポートルーターを使用
13-3-2 複数のルーターを使用
13-4 デフォルトゲートウェイ
13-5 ICMPリダイレクト
13-6 ネットワークインターフェイスとIPアドレス
13-6-1 宛先ホストの指定
13-6-2 ループバックアドレス
13-7 routeコマンド
13-8 大規模ネットワークのルーティング
13-8-1 経路の集約
13-8-2 自律システム
13-8-3 ルーティングプロトコル

第14章 ICMP ?インターネットコントロールメッセージプロトコル?
14-1 ICMP
14-1-1 到達不可
14-1-2 リダイレクト
14-1-3 時間超過
14-1-4 エコー要求と応答
14-1-5 送信元抑制
14-1-6 フラグメントとICMP
14-1-7 ICMPメッセージのエラー
14-1-8 ICMPメッセージ送信の抑止
14-2 ICMPを利用した管理ツール
14-2-1 pingコマンド
14-2-2 tracerouteコマンド

第15章 プログラムとポート番号
15-1 プログラム間のデータ通信
15-2 ポート番号
15-2-1 サービスとプログラム
15-2-2 サービスの種類とポート番号
15-2-3 クライアント側のポート番号
15-3 サーバープログラムとポート番号
15-4 ソケット
15-4-1 ソケットアドレス
15-4-2 ソケットを使った通信

第16章 UDP ?ユーザーデータグラムプロトコル?
16-1 UDP
16-1-1 UDPヘッダ
16-2 UDPを使ったデータ伝送
16-2-1 データ受信側(サーバー)
16-2-2 データ送信側(クライアント)
16-2-3 双方向通信
16-2-4 UDPとnetstat
16-2-5 コネクションレス

第17章 TCP ?伝送制御プロトコル?
17-1 TCPの機能
17-1-1 信頼性
17-1-2 双方向
17-1-3 ストリーム型
17-1-4 フロー制御
17-2 TCPヘッダの内容
17-2-1 フラグ
17-2-2 シーケンス番号と確認応答番号
17-2-3 送信と応答
17-3 コネクション
17-3-1 コネクションの確立
17-3-2 クローズ
17-4 データの伝送
17-4-1 シーケンス番号
17-4-2 確認応答番号
17-4-3 エラーへの対応
17-4-4 バッファの管理
17-4-5 セグメントのサイズ
17-5 その他の機能
17-5-1 RSTフラグ
17-5-2 PSHフラグ
17-5-3 URGフラグ
17-5-4 SACKオプション
17-5-5 ウィンドウスケール
17-5-6 タイムスタンプ
17-5-7 コネクションの維持
17-6 TCPの通信の手順
17-6-1 サーバー側
17-6-2 クライアント側
17-6-3 複数のコネクションの実現
17-6-4 スーパーデーモン
17-7 コネクションとnetstatコマンド
17-7-1 TCPの状態遷移
17-7-2 プログラムの進行とコネクションの状態

第18章 IPv6
18-1 IPv6の概要
18-2 IPv6アドレス
18-2-1 IPv6アドレスの表記
18-2-2 アドレスの種類
18-2-3 予約アドレス
18-2-4 ネットワークの識別
18-2-5 ユニキャストアドレス
18-2-6 マルチキャストアドレス
18-2-7 エニーキャストアドレス
18-2-8 複数のアドレスの割り当て
18-2-9 MACアドレスの解決
18-3 IPv6データグラムの構造
18-3-1 IPv6ヘッダ
18-3-2 拡張ヘッダ
18-3-3 フラグメンテーション
18-4 ICMPv6 3
18-4-1 メッセージの形式
18-4-2 ICMPエラーメッセージ
18-4-3 ICMP情報メッセージ
18-4-4 近隣探索
18-4-5 自動設定
18-4-6 マルチキャストの制御
18-5 セキュリティ 3
18-6 トランスポート層プロトコルとアプリケーション
18-6-1 UDPとTCP
18-6-2 アプリケーションのIPv6対応
18-7 IPv4とIPv6の共存

索引

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  • 105ページ 上から7~8行目
    • [誤]
      ブロードキャストフレーム
    • [正]
      ブロードキャストストーム
  • 105ページ p105下から1行目~P106上から1行目
    • [誤]
      ポート1~3をLAGポート13に、4~6を14、7~9を15、10~12を16
    • [正]
      ポート1-3をLAGのポート16、4-6を15、7-9を14、10-12を13
  • 173ページ 図11-7内「24ビットのサブネットマスク」の10進数表記
    • [誤]
      255.255.1.0
    • [正]
      255.255.255.0
  • 181ページ 表11-5内 クラスB「使用可能なIPアドレスの範囲」
    • [誤]
      172.16.0.0 から172.16.31.255
    • [正]
      172.16.0.0 から172.31.255.255
  • 281ページ 17-4 データ転送 2行目
    • [誤]
      IPヘッダ中
    • [正]
      TCPヘッダ中

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