Scalaスケーラブルプログラミング第3版

Scalaスケーラブルプログラミング第3版

5,060円(本体 4,600円+税10%)

品種名
書籍
発売日
2016/9/20
ページ数
720
サイズ
B5変形判
著者
Martin Odersky 著/Lex Spoon 著/Bill Venner 著/長尾 高弘 訳/羽生田 栄一 監訳/水島 宏太 監訳

Scalaのバイブル第3版!2.11/2.12に対応

「どのように書くのか」「なぜそう書くのか」を言語設計者自らが解説。Scalaプログラミングのバイブル第3版! Scala 2.11/2.12に対応--Scalaは、オブジェクト指向と関数型を絶妙に融合したプログラミング言語。並行処理やパーサー・コンビネーターなど標準ライブラリーも豊富に備える。第3版での変更点は、Appトレイト、文字列補間、値クラス、ScalaTest、暗黙のクラス、コンテキスト境界、ワイルドカード型、Scala 2.12へのJava 8の統合と活用、Futureによる並行処理。

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著者プロフィール

◎Martin Odersky

Scala言語の作者。スイス・ローザンヌのスイス連邦工科大学教授で、Typesafe, Inc.の創設者。プログラミング言語とシステム、特にオブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの融合を研究している。2001年以降、Scalaプログラミング言語の設計、実装、改良に全力を注ぐ。

◎Lex Spoon

Semmle, Ltd.のソフトウェアエンジニア。ジョージア工科大学で動的言語の静的分析について研究を進め、コンピューター科学の博士号を取得。スイス連邦工科大学ではポストドクターとして2年間にわたってScalaの仕事に携わる。

◎Bill Venners

Artima DeveloperのWebサイト(www.artima.com)を運営するArtima, Inc.の社長。Escalate Software, LLC.の共同創設者。Javaプラットフォームのアーキテクチャや内部構造についてのプログラマー向けガイド『Inside the Java Virtual Machine』の著者でもある。JavaWorld(www.javaworld.com)で人気コラムを執筆している。

翻訳者プロフィール

◎長尾 高弘

東京大学教育学部卒。30年ほど前から翻訳に携わり、訳書は『入門 Python 3』『UX戦略―ユーザー体験から考えるプロダクト作り』『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』『Effective Ruby』『世界でもっとも強力な9のアルゴリズム』など130冊を超える。ほかに詩集『頭の名前』『縁起でもない』などがある。

監修者プロフィール

◎羽生田 栄一

株式会社豆蔵 取締役CTO/InfoQJapanチーフエディター。技術士[情報工学部門]。ゼロックス文化圏でSmalltalk-80に触れ、プログラミングを超えたオブジェクト指向やモデリング技術の可能性に目覚め、日本での普及促進とビジネス化を模索。2000年に豆蔵を立ち上げ、オブジェクト指向、モデリング、プロセスにもとづくITコンサルティングと教育・メンタリングを展開。代表取締役、会長を経て、2008年より現職。

◎水島 宏太

筑波大学大学院の博士課程終了後に就職、現在は株式会社ドワンゴに所属しソフトウェアエンジニアとして働いている。趣味はプログラミング言語の作成。大学院時代の研究テーマは、プログラミング言語の構文解析であり、いろいろなプログラミング言語を試しているうちに、Scalaの強力さと実用性に気づき、Scalaの普及活動を積極的に行っている。作成した言語のいくつかはhttps://github.com/kmizu/にて公開している。

目次

第01章 スケーラブルな言語

第02章 Scalaプログラミングの第一歩

第03章 Scalaプログラミングの次の一歩

第04章 クラスとオブジェクト

第05章 基本型と演算子

第06章 関数型スタイルのオブジェクト

第07章 組み込みの制御構造

第08章 関数とクロージャー

第09章 制御の抽象化

第10章 合成と継承

第11章 Scalaの階層構造

第12章 トレイト

第13章 パッケージとインポート

第14章 アサーションとテスト

第15章 ケースクラスとパターンマッチ

第16章 リストの操作

第17章 コレクションの使い方

第18章 ミュータブルオブジェクト

第19章 型のパラメーター化

第20章 抽象メンバー

第21章 暗黙の型変換とパラメーター

第22章 リストの実装

第23章 for式の再説

第24章 コレクションの探究

第25章 Scalaコレクションのアーキテクチャ

第26章 抽出子

第27章 アノテーション

第28章 XMLの操作

第29章 オブジェクトを使ったモジュラープログラミング

第30章 オブジェクトの等価性

第31章 ScalaとJavaの結合

第32章 フューチャーと並行処理

第33章 パーサー・コンビネーター

第34章 GUIプログラミング

第35章 SCellsスプレッドシート

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【お知らせ:Scala環境の動作について】

  •  Scala対話シェルやsbt対話シェルにおいて、264ページのリスト15.1をコンパイルして実行した際にエラーになる場合があります。この原因としては、Scalaのバージョンによって、コンパイルしたクラスではなく、JDKの組み込みクラスのほうを読み込んでしまうことが考えられます。その場合、対話シェルの中から:loadコマンドを使って、:load Expr.scalaと指定することで、ExprやNumberの定義されたファイル(Expr.scala)を直接読み込ませることにより、問題を回避できることがあります。

お詫びと訂正

誤記のためにご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

  • 29ページ 右段の下から6行目
    • [誤]
      リスト21.2▶ 上限境界を使っている関数
    • [正]
      リスト21.2▶ パラメーターリストの中の最大値を返す関数
    • 【 第2刷にて修正 】
  • 421ページ 本文10行目(3段落目の最初の文)
    • [誤]
       たとえば、リスト21.2のmaxListUpOrdering関数…
    • [正]
       たとえば、リスト21.2のmaxListOrdering関数…
    • 【 第2刷にて修正 】
  • 421ページ リスト21.2のキャプション
    • [誤]
      リスト21.2 上限境界を使っている関数
    • [正]
      リスト21.2 パラメーターリストの中の最大値を返す関数
    • 【 第2刷にて修正 】
  • 577ページ 本文の2行目
    • [誤]
      シングルトン型(syngleton types)を使えば
    • [正]
      シングルトン型(singleton types)を使えば
    • 【 第2刷にて修正 】
  • 705ページ 索引の右段、S行の一番下から2行目(訂正後は掲載順変更)
    • [誤]
      syngleton types 577
    • [正]
      singleton types 577
    • 【 第2刷にて修正 】

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