プロセスマイニング 理解と実践─業務プロセス改革を進化させる最終手段
2,178円(本体 1,980円+税10%)
- 品種名
- 書籍
- 発売日
- 2022/11/30
- ページ数
- 208
- サイズ
- A5判
- 著者
- 近藤裕司 著/百瀬公朗 監修
- ISBN
- 9784295015635
本邦初 ユーザーが説くProcess Mining解説
ビジネスプロセス(業務プロセス)改革の本質的・抜本的なアプローチとして、欧米企業を中心に活用が広がるプロセスマイニング。社内のあらゆるシステムから取得したイベントログに対し、マイニング技術で精査して実態を可視化・分析する技術・概念です。本書では、国内の最初期ユーザーとして2017年からプロセスマイニングの業務適用に取り組んできた筆者が、プロセスマイニングの本質や利用のポイントについて、経験とノウハウを含めてわかりやすく解説します。
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著者紹介
[著者]近藤裕司(こんどう ゆうじ)
1991年に大手通信会社に入社。ネットワーク制御/設計システムや運用支援システム開発に従事、複数の業務改善プロジェクトをリーダーとして牽引。2017年にプロセスマイニングと出会い、2019年より評価し商用導入を決定。プロセスマイニングを活用した運用業務のDX基盤開発および業務改善を推進。現場が主体となり改善が進む道を模索。国内最初期ユーザーの代表の1人として、「プロセスマイニング コンファレンス」(インプレス)をはじめ、イベント/セミナーでの講演などを通じて、プロセスマイニングの普及啓蒙にあたっている。
[監修]百瀬公朗(ももせ きみお)
一般社団法人プロセスマイニング協会(APMJ)代表理事/上智大学 特任教授
中央大学で会計を学び、1983年にアーサーアンダーセン共同会計士事務所に入所。事業分離後のアンダーセンコンサルティングでパートナーを務めた。その後、SAS Institute Japan筆頭副社長、電通マーチファースト社長、三菱総合研究所 コンサルティング部門副部門長などを歴任。2020年4月、上智大学 特任教授に就任し、プロセスマイニングを含むデータサイエンス領域を担当。同年6月、一般社団法人プロセスマイニング協会(APMJ)を立ち上げて、国内でのプロセスマイニングの普及活動に携わっている。
目次
序章.....2
イントロダクション:プロセスマイニングとの出会い.....2
プロセスマイニング協会の発足と無償ツールの登場.....3
第1章 死屍累々の業務プロセス改善.....13
DXと業務プロセス改善戦略.....14
業務のムダについて.....16
業務プロセスとは.....17
縦割り型組織から生み出される業務部門間のムダ.....27
業務プロセスが不透明な現代の業務プロセス改善.....31
業務プロセス改善と業務の癖.....40
プロセスマイニングを活用した業務プロセス改善の狙い.....41
第2章 プロセスマイニングの登場.....43
イベントデータ(イベントログ)とは......45
デジタル化時代のイベント情報.....45
データサイエンス.....53
プロセスサイエンス.....59
業務プロセスの定義.....60
改善の考え方:TOC理論.....63
改善の考え方:DMAICアプローチ.......65
業務プロセス改善(BPI)と業務プロセス改革(BPR)......66
第3章 プロセスマイニングの技術.....71
データサイエンスとプロセスサイエンスの融合.....74
プロセスモデルの適合性比較(Conformance Check)......81
業務プロセスの強化(Enhancement).....82
プロセスマイニング適用領域の広がり.....84
イベントデータからプロセスモデルへ.....89
第4章 プロセスマイニング導入/評価(Step0).... 97
製品選定 基本スタンス.....99
データ収集(他システムとの連携).....101
リアルタイム分析/外部連携機能.....105
高度化機能(機械学習との連動).....105
選定後の導入評価試験.....107
第5章 プロジェクト始動(Step1).....113
プロジェクト開始時の状況と背景.....116
向かうべき方向を合わせる......118
プロセスマイニングを活かす基盤の構築.....120
業務の定着化、どう素早く行うか?.....122
第6章 プロセスマイニングと業務改善(Step2)....128
可視化から業務改善へ.....129
繰り返して行われる業務(Rework)の改善.......136
Excel管理簿のデータを取り込む.....159
プロセスマイニングとデータ品質.....162
プロジェクト運営(人/組織).....168
改善活動の定着 現場部門/経営層との連携.....173
第7章 領域拡大/高度化への挑戦(Step3).....178
DX時代における業務プロセス改善戦略.....180
プロセスマイニングと機械学習(ML)の連携.....181
「プロセス衛生」日々業務プロセスを意識し改善を回す.....186
事実に基づく改善の定着化......189
プロセスマイニングとデジタルツイン.....190
第8章 プロセスマイニング未来への展望.....195
OCPM(オブジェクト中心のプロセスマイニング)の出現.....199
日本における広まりについて.....202
寄稿:プロセスマイニングの生みの親、Wil van der Aalst博士より「プロセスマイニングの未来への序章」.....204
索引 .....207
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