弁経 人材活用の極意

弁経 人材活用の極意

2,728円(本体 2,480円+税10%)

品種名
書籍
発売日
2004/10/15
ページ数
464P
サイズ
A5判
著者
冷 成金原著/守屋 洋監修
ISBN
9784844320241

諸葛亮孔明はダメ上司だった!?

中国、韓国で大ヒットの人材活用の極意書「弁経」が、ついに日本で刊行! 諸葛亮孔明、曹操、劉備、文公重耳…。中国史上名高い人物のエピソードを列記し、それぞれの人心掌握術や人材配置の妙といった、ビジネスリーダーが読みたいエピソードから、君を立て、覇を成し遂げさせて栄達した、よき部下の条件まで、使う側、仕える側双方のビジネスマンが、興味深く読める内容を満載する。全体の構成・監訳に、中国文学の第一人者である守屋洋氏が全面監修。日本人読者がスムーズに、かつ興味を持って読めるよう各章末にコラムを寄稿し、本書を読み説く知恵を添えている。

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■著者よりひと言

優れた人材を養成し、彼らをどう登用し、どう活用するか、国や組織にとっては死活の問題だと言ってよい。これはいまに始まったことではなく、昔からリーダーが苦労してきた問題である。
本書は、冷成金著『弁経』を訳出したものであるが、まさにこの問題に焦点をあてている。ちなみに、「弁」とは識別する、「経」とは原点といった意味で、『弁経』とは「人材を識別する本」ということになるかもしれない。
現代のような低成長の時代には、組織の肥大化は許されない。組織を強化して生き残りを図るには、人材を見出し、彼らの知恵と力を借りる必要がある。そのためにはどうすればよいのか。いくつもの示唆を本書から汲み取ることができるはすである。
また、本書も指摘しているように、人材にはいろいろなタイプがある。これから一角の人材を目指そうとする人にとっても、貴重なヒントが得られるのではないかと思う。
本書が多くの人々に読まれることを願っている。(本書「監修にあたって」より抜粋)

■編集担当者よりひと言

仕事を続けていると、必ずぶつかる壁のひとつに、管理職の悩みがあるはずです。これまでの仕事に自信がある人でも、部下と一緒に仕事をすることは、一人でこなしてきた今までの仕事と、まったく異なる世界です。どう言えばわかってもらえるのか、どうすれば手本となれるのか。考えはじめたとき、本屋さんでおもわずビジネス書を手に取る自分を発見するはず。本書は、そんな30代、40代のビジネスマンにぴったりの参考書です。曹操、劉備、諸葛亮孔明、関羽などなど、三国志や史記でおなじみのキャラクターを題材に、彼らの成功と失敗談が、たくさん紹介されています。「あ、これうちの社長と似ているわ」とか、「こういう部下が欲しいなぁ」などなど、エピソードだけでもおもしろい。読み進めていくうちに、人って本当にさまざまな種類があるんだなぁ、と感じ入ることでしょう。章末のコラムでは、監修の守屋洋氏が、あなたの問題点を指摘します。「短所に目をつむる器量が、あなたにあるか」「自らの不足を認め、あなたは部下を使いこなせるか」。歴史好きにも、そうでもない人にも、じっくり読める464ページをご堪能ください。

目次

弁経 人材活用の極意 目次

監修にあたって 守屋 洋
原著者のことば冷 成金

第一章 人材にはそれぞれに特徴がある?
太宗・李世民(りせいみん)-絶妙なバランスが魅力だった
曾国藩(そうこくはん)-中国文化を体現した理想の政治家?
藺相如(りんしょうじょ)-「認」と「譲」を武器として
唐の太宗、漢の文帝、三国志の曹操(そうそう)-人材登用の冴え
劉邦(りゅうほう)-ならず者が天下を取った
諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)-人材の登用には失敗した
房玄齢(ぼうげんれい)-名宰相の条件とは何か
守屋 洋の第一章を読み解くヒント
短所に目をつむる器量が、あなたにあるか。

第二章 人材の持ち味を活かして使う
曹操(そうそう)-配下の人材を活かして使った
司馬昭(しばしょう)-人を見抜く眼力があった?
張昭(ちょうしょう)-宰相の器ではなかった
守屋 洋の第二章を読み解くヒント
癖のある人間の能力を、あなたは引き出せるか。

第三章 「大いなる智謀」を身につけたい
荀攸(じゅんゆう)-あくまでも正攻法に徹して
光武帝・劉秀(りゅうしゅう)-「柔の道」で天下を取った
守屋 洋の第三章を読み解くヒント
「大いなる知謀」を、あなたは身につけられるか。

第四章 学識をどう活かすか?
趙括(ちょうかつ)-知識をいくら詰め込んでも
王守仁(おうしゅじん)-類稀な戦略家でもあった?
康煕帝(こうきてい)-文治と武功、共にすぐれた名君
守屋 洋の第四章を読み解くヒント
学識の持ち主の実力を、あなたは見極められるか。

第五章 人材には大小の違いがある
劉備(りゅうび)-人材を使うのがうまかった
関羽(かんう)-いったいどのような人材だったのか
李善長(りぜんちょう)-小粒な人材が登用されたばかりに
劉基(りゅうき)-奇才ぶりはどう発揮されたのか
魏徴(ぎちょう)-名君の下で良臣として
守屋 洋の第五章を読み解くヒント
自らの不足を認め、あなたは部下を使いこなせるか。

第六章 仕え方が難しい
司馬炎(しばえん)-諫言によく耳を傾けた
蘇秦(そしん)-嘘も方便なのか
海端(かいずい)-こういう清廉な役人もいた?
周亜夫(しゅうあふ)-正直な男がなぜ殺されたのか
守屋 洋の第六章を読み解くヒント
「欺くなかれ、而してこれを犯せ」を、あなたは実行できるか。

第七章 人を識別するのは難しい
韓信(かんしん)-真骨頂は「背水の陣」にあった
馮道(ふうどう)-官界の不倒翁の生き方
馬謖(ばしょく)、魏延(ぎえん)-諸葛亮の眼鏡違いだった
晏子(あんし)-これが宰相の器だ
呂蒙正(りょもうせい)-剛道でしかも寛容だった?
守屋 洋の第七章を読み解くヒント
突出した才能を認める包容力が、あなたにあるか。

第八章 「英」と「雄」を兼ねた人材
朱元璋(しゅげんしょう)-「雄」はあったが「英」に欠けていた
張良(ちょうりょう)-なぜ得がたい人材であったのか
郭嘉(かくか)-これが参謀役の知謀だ
謝安(しゃあん)-稀に見る器量人だった
曹参(そうしん)-これが守成の人材である
守屋 洋の第八章を読み解くヒント
情況を、流れを、そして人間を読んで、あなたは決断できるか。

第九章 人材を見分ける方法とは
丙吉(へいきつ)-小人にも使い道がある
ホンタイジ-人を知ることが成功の鍵になる
郭嘉(かくか)-逆転の発想でそうそう曹操軍を破る?
田豊(でんぽう)、楊脩(ようしゅう)-二人はなぜ殺されたのか
守屋 洋の第九章を読み解くヒント
人の能力と人格のそれぞれを、あなたは正しく評価できるか。

第十章 人物を鑑定するときの七つの誤り
劉邦(りゅうほう)-英雄は神格化される
項羽(こうう)-敗れた一因は「婦人の仁」にあった?
春申君(しゅんしんくん)-勇気があっても知恵がなければ?
孔融(こうゆう)-名士は政治家にはなれない?
桓公(かんこう)-人情に反すると自滅する
守屋 洋の第十章を読み解くヒント
己のかたよりや脇の甘さを認め、あなたは人を正しく起用できるか。

第十一章 人材を推挙することの難しさ?
晏子(あんし)-相手を理解し尊重した
郭隗(かくかい)-これが「人材招致の極意」だ
文公重耳(ぶんこうちょうじ)-亡命十九年に耐えて
孟嘗君(もうしょうくん)、荘王(そうおう)-大きな度量があってこそ支持される
管仲(かんちゅう)-知己の存在が大きかった
守屋 洋の第十一章を読み解くヒント
部下を理解し、礼を尽くし、寛容に接することが、あなたはできるか。

第十二章 これが戦わずして勝つ秘訣だ?
鬼谷子(きこくし)-これが蘇秦、張儀の知謀である
陳平(ちんぺい)-これが明哲保身の極意だ
簫何(しょうか)-権力者とうまく折り合いをつけた
毛遂(もうすい)-能力はいざというときに発揮せよ
趙匡胤(ちょうきょういん)-話し合いによって内紛の根を絶つ
守屋 洋の第十二章を読み解くヒント
「戦わずして勝つ」知謀を、あなたは持っているか。
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