インプレス標準教科書シリーズ OFDM/OFDMA教科書

インプレス標準教科書シリーズ OFDM/OFDMA教科書

4,840円(本体 4,400円+税10%)

品種名
書籍
発売日
2008/9/11
ページ数
408
サイズ
B5判
著者
服部 武 編集
ISBN
9784844326199

ハイビジョンなどの高画質映像の配信時代を迎え、放送と通信における高速化と高品質化を実現する「OFDM/OFDMA」技術が注目されています。このOFDM/OFDMA技術は、私たちの身近な地上デジタル放送/ワンセグをはじめ、無線LAN(802.11a/g/n)やWiMAX、さらに次世代携帯電話(3.9G)であるLTEとUMBなどにも、幅広く採用され始めています。また、最近では、大容量のデータがやり取りされている光通信においても、帯域を確保するために、このOFDMの技術を活用する「光OFDM」の研究が、NTTやKDDIでも活発化しています。このため、放送と通信に関係するすべての技術者は、この技術を習得することが必須になってきています。本書はOFDM/OFDMAについての基礎から応用までを体系的にやさしく整理してまとめています。ぜひ、ご活用ください。

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目次

第1章 Q&Aで学ぶOFDM/OFDMAの基礎知識
OFDM/OFDMA の基礎とそれらを支える技術
Q1 OFDM とは? OFDMA とは?
Q2 OFDMとOFDMA の違いは?
Q3 無線通信における変調方式とは?
Q4 BPSK、QPSK の仕組みは?
Q5 QPSK や16QAM などの変調信号をOFDM で送る仕組みは?
Q6 シングルキャリア方式とマルチキャリア方式の違いは?
Q7 OFDM でキーとなる高速フーリエ変換(FFT)とは?
Q8 OFDMを用いたマルチキャリア変調の全体的な流れは?
OFDM/OFDMA の適用分野と標準化組織
Q9 各技術では、どのようなOFDM が使用されているか?
Q10 OFDMにおける誤り訂正符号は?
Q11 ダイバーシチ技術とは? どのような種類があるか?
Q12 コグニティブ無線とは?
Q13 IEEE 802標準とは?
Q14 3GPP とは? 3GPP2とは?

第2章 OFDMを用いたマルチキャリア変調方式とOFDMAによる多元接続方式
2.1 OFDM方式を用いたマルチキャリア変調とその特徴
2.2 OFDM を用いたマルチキャリア変調方式とシングルキャリア変調方式の違い
2.3 マルチパス伝搬環境でも高速化を実現するOFDM 方式
2.4 OFDM変調器とOFDM復調器の構成
2.5 OFDMにおける誤り訂正符号化方式
2.6 OFDMを用いたマルチキャリア変調におけるリンク・アダプテーション
2.7 OFDMにおける連続モード動作とパケット・モード動作の仕組み
2.8 無線通信における多重方式/多元接続方式/複信方式
2.9 OFDMA による多元接続の特徴と課題

第3章 デジタル放送:地上デジタル放送/ワンセグとOFDM
3.1 地上デジタル放送で使われる電波の性質
3.2 地上デジタル放送で使われるOFDM の基本
3.3 日本の地上デジタル放送方式:ISDB-T
3.4 地上デジタル放送の伝送セグメントの構成
3.5 地上デジタル放送の送信信号の構成
3.6 世界のいろいろな地上デジタル放送方式

第4章 無線PAN:UWB無線PAN/ミリ波無線PANとOFDM
4.1 いろいろな高速無線PANの登場
4.2 IEEE 802.15.3 高速無線PAN の仕組み
OFDM を使用するUWB無線PAN
4.3 UWB(超広帯域無線システム)の特徴
4.4 UWB における3 つの変調方式
4.5 UWB無線PANを取り巻く国内外の動向
4.6 UWB 無線PAN の標準化
4.7 MB-OFDM方式
OFDM を使用するミリ波無線PAN
4.8 ミリ波無線PAN の特徴
4.9 ミリ波無線PAN を取り巻く国内外の動向
4.10 ミリ波無線PAN の標準化
4.11 ミリ波無線PAN の変調方式
4.12 ミリ波無線PAN に使われているOFDM
コラム① アイソクロナス転送とアシンクロナス転送
コラム② EIRPとは?
コラム③ MB-OFDMの伝送速度の求め方

第5章 無線LAN:802.11a/gとOFDM
5.1 IEEE 802.11の無線LAN 規格
5.2 802.11a/g におけるOFDM
5.3 OFDM信号の復調技術
5.4 OFDMの効果を高める技術

第6章 無線LAN:802.11nとMIMO-OFDM
6.1 MIMO-OFDM伝送方式による高速無線LAN「802.11n」規格
6.2 802.11n 規格における物理層の高速化/高品質化技術
6.3 MIMO 伝送の仕組み
6.4 複数アンテナを用いた場合の電波伝搬モデル
6.5 空間多重伝送における信号分離の仕組み①:受信側の場合
6.6 空間多重伝送における信号分離の仕組み②:送信側の場合
6.7 MIMO-OFDM伝送の基本構成
6.8 802.11n 規格における高速化手法
6.9 伝送速度の高速化と後方互換性を両立させるフレーム・フォーマット
6.10 MIMO 伝送による送信ダイバーシチ:伝送品質の向上
6.11 MIMO におけるチャネル推定法
6.12 将来のMIMO 伝送技術:マルチユーザーMIMO 伝送
コラム① 受信指向性形成アルゴリズム
コラム② 無線LANのアンテナの大きさ

第7章 無線MAN:WiMAX(802.16)とOFDM/OFDMA
7.1 WiMAX とは? IEEE 802.16との関係は?
7.2 モバイルWiMAX におけるOFDMA の仕組み
7.3 モバイルWiMAX のフレーム構造と柔軟なオペレーションの工夫
7.4 モバイルWiMAX におけるMIMO 技術
7.5 モバイルWiMAX のシステム・プロファイル
7.6 モバイルWiMAX の進化・発展
コラム① サブチャネルとサブキャリアの関係
コラム② プリアンブル・セットとIDcell

第8章 携帯電話:LTEおよびIMT-Advanced(4G)とOFDM/OFDMA(その1)― 無線アクセス方式と下り/上り物理チャネルの構成―
8.1 LTE の技術仕様策定とその要求条件
8.2 LTE における無線アクセス方式と無線フレーム構成
8.3 物理チャネル①: LTE の下り物理チャネルの構成
8.4 物理チャネル②: LTE の上り物理チャネルの構成

第9章 携帯電話:LTEおよびIMT-Advanced(4G)とOFDM/OFDMA(その2)― 無線リソース割り当てと主要要素技術からIMT-Advancedまで―
9.1 時間・周波数領域の直交パケット・スケジューリング
9.2 空間領域のスケジューリング(マルチユーザーMIMO)
9.3 セル間の無線リソース割り当て(セル間干渉への対応)
9.4 LTEにおける高速・高効率パケット・アクセスのための主要な要素技術
9.5 IMT-Advanced(4G)に向けた技術課題

第10章 携帯電話:UMBとOFDM/OFDMA
10.1 3GPP2 規格のUMBとは?
10.2 UMB におけるOFDM伝送方式
10.3 UMB のフレーム構成
10.4 UMB のチャネル構成
10.5 UMB におけるマルチアンテナ技術

第11章 光伝送における光OFDM技術の展開
11.1 光ネットワークの大容量化と光OFDM の研究開発
11.2 光OFDM 伝送における周波数利用効率の向上と波形歪み補償
11.3 光OFDM 伝送を実現する直接検波と同期検波
11.4 MIMO-OFDM の光伝送への適用と課題

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