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仕事を効率化「できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。」
2020年8月 7日
みなさまこんにちは。長い梅雨がやっと明けたと思ったら、カンカン照りの太陽が顔を出してきました。在宅勤務が続いている方も多いと思いますが、家の中にいても熱中症には注意して、こまめに水分補給をしてくださいね。
ということで、今回は仕事効率化を図れるおすすめの1冊を紹介したいと思います♪
それがこちら、シリーズ累計発行部数7,500万部を突破した「できるシリーズ」からの書籍『できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。』。
Pythonって何?
では、気になる本書の内容を見ていく前に、「Python」について簡単に説明していきます。
今や小学校にまで導入されているプログラミング教育。Pythonは、そのプログラミング言語の中の1つとして周知されています。主に機械学習、IoT、Webサービスの分野で使用されており、1番の特長はズバリ、「コード量の少ない」点だと言えるでしょう。また、日経新聞や産経新聞によれば、Pythonは年収が高い言語だとも言われています。習得者が少ないことも起因していそうですね。
ということでPythonについてザッと説明しましたが、伝えたいことは主に「機械学習、IoT、Webサービスの分野で使用されている言語」である点と、「カンタンな言語であるため初心者の参入障壁が低い言語」である点の2点です。
本書ではそのPythonを使用して、いかに仕事を効率化するかということが説明されています。
書籍の内容
本書は、下記の11章から構成されています。
Chapter 1 Pythonのプログラムを利用する前に
Chapter 2 コマンドラインインターフェース
Chapter 3 サードパーティライブラリのインストール
Chapter 4 Pythonのおさらい
Chapter 5 ファイルの操作と圧縮・展開
Chapter 6 画像の加工
Chapter 7 CSVファイルの処理
Chapter 8 テキストデータの処理
Chapter 9 Microsoft Excelとの連携
Chapter 10 Webスクレイピング
Chapter 11 Web API
Chapter 1 Pythonのプログラムを利用する前に
Chapter 2 コマンドラインインターフェース
Chapter 3 サードパーティライブラリのインストール
Chapter 4 Pythonのおさらい
Chapter 5 ファイルの操作と圧縮・展開
Chapter 6 画像の加工
Chapter 7 CSVファイルの処理
Chapter 8 テキストデータの処理
Chapter 9 Microsoft Excelとの連携
Chapter 10 Webスクレイピング
Chapter 11 Web API
Chapter 1には開発環境の構築方法が記載されています。バージョン1.5.2b1以降のPythonには「IDLE」というテキストエディタが標準で付属していますが、本書ではそちらではなく、「Visual Studio Code」というソースコードエディタを用いていますので注意が必要かもしれません。インストール手順などはPC画面のスクショ付きで掲載されていますので、そちらを参照していただければスムーズに行えそうです♪
それでは本題に入ります。今回取り上げる本書の内容ですが、仕事で活躍しそうな(偏見)「7.CSVファイルの処理」と「9. Microsoft Excelとの連携」に焦点を当てていきたいと思います。
■ CSVファイルの処理
CSVは、複数の項目(値)をカンマで区切ったテキスト形式のファイルです。売上データや名簿など、行と列で表現できるデータのフォーマットとしてさまざまな状況で使われています。
CSVは、複数の項目(値)をカンマで区切ったテキスト形式のファイルです。売上データや名簿など、行と列で表現できるデータのフォーマットとしてさまざまな状況で使われています。
冒頭部では、Microsoft ExcelやAccessに名刺管理ソフトの宛先を取り込む場合、互角性がないため手間(ちょっとしたデータの加工など)が発生する場合があると記述しています。そこでPythonを用い、煩わしさを解消する方法を紹介。業務の時間短縮につながります。
また、読み込んだCSVファイルを1行ずつ処理する、ヘッダー行がないCSVファイルを読み込む、文字コードを指定してCSVファイルを読み込む方法などを取得できるほか、項目(値)にクォートを付けてCSVファイルを書き込むという細かな部分までフォローしていますので、時と場合によって使い分けることができます。
■ Microsoft Excelとの連携
Excelはデータを集計・分析することのほかにも、経費精算書などの社内文書作成からスケジュール管理まで幅広く使用されています。9章ではPythonを利用したExcelファイルの自動処理について解説しています。Excelの仕組み「マクロ(作業を自動化する)」にも注目です。さらに、Excelファイルを扱うライブラリとして「openpyxl(※1)」を使用しています。
Excelはデータを集計・分析することのほかにも、経費精算書などの社内文書作成からスケジュール管理まで幅広く使用されています。9章ではPythonを利用したExcelファイルの自動処理について解説しています。Excelの仕組み「マクロ(作業を自動化する)」にも注目です。さらに、Excelファイルを扱うライブラリとして「openpyxl(※1)」を使用しています。
ワークブックを扱う、既存のExcelファイルを読み込む、セルを扱うことなどについてコードで対応する形で話が進みます。例えば、「セルを扱う」であれば、
- セルの値→cell.value
- セルの列位置→cell.column
そのほか、CSVファイルを読み込んでグラフを作成することや、条件付き書式を扱うことなども可能です。
おわりに
駆け足での説明にはなりましたが、とにかく「Excelの動作をPythonで動かす色々が詰まっているのだな」と思っていただければ幸いです。ソースコードのダウンロードができ、注釈なども付属しているので、初心者の方もイメージしやすい1冊となっています。
「Pythonを使った自動化」に興味がある方は、ぜひ一読してみることをおすすめします。
※1・・・Pythonのモジュール。Excelを自動で操作してくれる。
◆告知
最後に1つお知らせがあります。
8月24日(月)に「できる 仕事がはかどるPython&Excel自動処理 全部入り。」が発売されますので、興味関心がある方はぜひぜひ覗いてみてくださいね★