朝日新聞に『不便益という発想』の書評が掲載されました

2017年4月 3日

それはある日の日曜日のこと......。
「さぁーて、4月2日(日)朝日新聞朝刊の書評欄でも読むか!」
「こ...これはっ......!!」
「4月2日(日)朝日新聞朝刊の書評欄に、インプレスの新刊『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? 不便益という発想(しごとのわ)』の書評が掲載されている~~~っっ!!」

◆ ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? 不便益という発想(しごとのわ)

ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? 不便益という発想(しごとのわ)

最速・効率はもう古い?今、新しい発想法を!

この本のタイトル、どう思いますか?「長い」「覚えにくい」「読みづらい」ですね。まさに不便なタイトルです。しかし、不便は悪者ではありません。この長いタイトルは、万とある書籍の中で目を引き、気を引くことができます。またこのタイトルの是非について、場が活性化することがあるかもしれません。このような不便から生まれる益を「不便益」と読んでいます。この不便益という視点を持つと、企画やマーケティング、商品開発に役立ちます。便利な時代だからこそ求められている、新しいアイデアの本です。

本体:1,500円+税
発売日:2017/3/16
著者:川上 浩司
ISBN:9784295000921


本書の特徴と意図を見事に汲んでくれている、すばらしい書評でした。
せっかくですので引用させていただきます。

~以下引用~
 不便さゆえの魅力 事例あげて説く

 宅配ビジネスがサービスの見直しを迫られるなど、利便性を追い求めることの是非が問われている。
 そこで気になったのが本書のテーマである「不便益」だ。例えば「行きづらいからこそ行きたくなる秘湯」には不便さゆえの魅力やありがたみがある。このように、不便と思われがちなモノ・コトの中に益を見いだすのが不便益という考え方。不便の隠れた効用に光を当て、効率化に突き進む社会に疑問を投げかける。
 あえて段差を配したバリアアリー・・・の高齢者施設(身体機能の低下を防ぐ)、通った道がかすれて消えてゆくカーナビ(そのほうが道を覚えられる)、閉めにくい引き戸や転びやすい庭のある幼稚園(体験からの学びを重視)などの事例に考えさせられた。
 不便益という視点を持つことが多用な発想につながると説く本書自体、決して便利なノウハウ本ではない。それゆえ主体的に思考を深められると捉えれば、これも不便の賜物か。長すぎるタイトルもしかり。読みづらいが「なんだこれは」と目を引くことは必定。少々理屈っぽい部分はあれど商品開発のヒントが随所に。「不便は手間だが役に立つ」という「逃げ恥」もどきの惹句に座布団一枚!
~引用ここまで~
書評を読んで気になった方は、ぜひ書店店頭でお手にとってご覧ください!